AI翻訳の台頭もあり、誰もが簡単に翻訳ができる時代。あえて翻訳を専門に扱う「翻訳会社」とは、どのような会社なのでしょうか。
翻訳会社の仕組みやメリット、良い翻訳会社の探し方について詳しく解説いたします。
翻訳会社とは
翻訳会社とは、お客様からのご依頼に応じてさまざまなドキュメントを別の言語に翻訳する業者です。
翻訳するドキュメントの種類は多岐に亘ります。書籍や漫画などの出版物をはじめ、企業がビジネスで用いる書類や資料、WebサイトやWebページ、動画や映像の字幕など。
世の中で目にする文章はすべて翻訳サービスの対象となると言っても過言ではありません。
そのため、翻訳会社にご依頼いただくお客様もさまざまです。国際的なビジネス展開のために翻訳を必要とされる企業、大学等の教育機関、個人でご依頼いただくお客様もいらっしゃいます。
翻訳会社の仕組みとは
翻訳会社での翻訳の仕組みは、大きく分けて「プロジェクトマネージャー」「翻訳者」「チェッカー」の3つの役割で成り立っています。
プロジェクトマネージャーとは、お客様からご依頼いただいたドキュメントの翻訳プロジェクトを全体的に管理する立場です。
お客様のご要望を元に最適な翻訳者をピックアップしてアサインし、翻訳プロジェクトのスケジュールを策定し、翻訳者やチェッカーの作業進捗を随時確認することで、翻訳物の納品までをマネジメントします。
そのため、翻訳者のレベルだけでなく、プロジェクトマネージャーの手腕も翻訳物の品質を左右する重要な要素となっています。
実際に翻訳作業を行うのは、プロジェクトマネージャーから依頼を請けた翻訳者です。
通常、翻訳会社は翻訳者を採用する際にトライアルを行います。トライアルの方法や基準は翻訳会社によって異なるため、トライアルや面談などの採用プロセスで「翻訳者をどのように見極めているか」も、翻訳会社のサービスクオリティを決定する大事な要素と言えるでしょう。
アークコミュニケーションズには、合格率5%という厳しいトライアルに合格した、200名以上のネイティブの翻訳者が在籍。経営企画やIT情報通信から、広報・マーケティング、教育機関にいたるまで、各専門分野に特化したエキスパートが揃っております。
さらに翻訳会社では、翻訳者が翻訳したドキュメントを確認する体制も重要です。
翻訳チェックの体制も翻訳会社によりけりですが、アークコミュニケーションズでは翻訳担当者とは別の翻訳者がチェックを行い、さらに社内の品質保証部やプロジェクトマネージャーが最終チェックをする厳重な体制を組むことで、高い翻訳品質を担保しています。
翻訳会社に依頼するメリットとは
近年、AI翻訳の台頭もあり、誰もが簡単に翻訳ができる環境が整いつつあります。
それでもなお、翻訳会社にご依頼いただくお客様が多くいらっしゃいます。それは、翻訳会社にしかないメリットがいくつもあるためです。
まず、翻訳の正確性。自ら学習できるAI翻訳は、これまでのデータベース型の機械翻訳と比べて高い正確性を有していますが、それでも人の手による翻訳には及びません。
ビジネスシーンで必要になる翻訳では、原文の意味やニュアンスを正しく訳すことが求められます。高度な専門用語を適切に訳すことはもちろん、文章に込められた重要なメッセージをそのまま伝えられる翻訳を実現するには、言語の知識を持つだけでなくドキュメントの背景や目的などを読み込み理解できる「人」の手による翻訳が必要不可欠です。
また、英語などの主要な言語以外への対応も、翻訳会社のメリットです。
たとえば英語の場合、ある程度得意であればAI翻訳による訳文がおかしいことに気付いたり、訳文を調整して利用するといったことが可能でしょう。
しかし、それ以外の言語、特にアラビア語やタイ語などの文字の形状からして見慣れない難しい言語では、AI翻訳を使ってもそれが正しいかどうか判別がつきません。
翻訳会社にご依頼いただければ、こういった不慣れな言語の翻訳も安心してお任せいただけます。
ほかにも、複数の言語への翻訳(多言語翻訳)や、100ページを超えるような大規模なボリュームの翻訳、専門的なシステムやツールの操作も必要になるWebサイト翻訳や動画字幕翻訳など、AI翻訳では太刀打ちが難しい翻訳にも、翻訳会社ならば柔軟に対応可能です。
翻訳会社の探し方のポイントとは
翻訳を依頼する翻訳会社を探される際には、以下の3つのポイントからチェックしていただくと良いです。
- 専門・得意とする言語や業種、領域、ドキュメントの種類
- 翻訳者のレベル(翻訳者採用時のトライアルなど)
- 翻訳実績
もちろん翻訳費用も重要な選定基準となりますが、翻訳という作業はやり直しが効かないため、万が一翻訳会社の選定に失敗し、求める品質に至らない翻訳物になってしまうと、別の翻訳会社に依頼するなどの手間やコストがかかります。
まずは上記3つのポイントから翻訳会社の質を見極めていただき、その上で翻訳費用を確かめていただくことをおすすめします。
アークコミュニケーションズは翻訳見積りを無料でお受けしております。
ぜひ、「品質に対する理念」や「翻訳実績」もご参照いただきながら、お声がけいただければと存じます。
高品質な翻訳はアークコミュニケーションズにご依頼ください
アークコミュニケーションズの翻訳サービスは、44言語すべてをネイティブが翻訳。ネイティブにとって自然な文章に仕上がる高品質な翻訳を提供しています。
翻訳者はいずれも合格率5%という厳しいトライアルを合格した実力者たち。言語能力に加えて各専門分野の知識やビジネススキルも兼ね備えているので、お客様企業の事業やニーズにマッチした翻訳を行えます。
アークコミュニケーションズの翻訳実績例
- 通信系会社:「海外法人・グループ企業向け社内報」日英翻訳、英日翻訳、リライト作業、DTP作業、印刷
- 電機メーカー関連会社:「電子製品カタログ」英露翻訳
- 製薬会社:「株主招集ご通知」日英翻訳、DTP ※2010年より継続受注
- 事務用品メーカー:「決算短信・決算説明会資料」日英翻訳、DTP
- 医薬品メーカー:「監査報告書」西日翻訳
- 化学メーカー:「従業員教育用eラーニング教材」多言語翻訳(日本語→英語・中国語(簡体字・繁体字)・ドイツ語・タイ語・マレーシア語)、DTP
- 外資系ベンチャー企業:「国有特許出願中実施契約書」日英翻訳
- 広告代理店:「広告契約書」中日翻訳(繁体字)
- Web制作会社:「Webサイト」日英翻訳、日仏翻訳
- Web制作会社:「グローバルサイト」多言語翻訳(英語→ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語)
- 「大学案内」多言語翻訳(日本語→英語・中国語・韓国語・タイ語・ベトナム語)、DTP
- 「英文サイト新規ページ、動画コンテンツ」日英翻訳、字幕翻訳、映像編集
- 外資系化学薬品メーカー :「製品紹介動画(30分)」英語聞き起こし作業、字幕翻訳(英日)、焼付作業
- 玩具メーカー:「コミック」日英翻訳、日中翻訳(簡体字・繁体字)、日韓翻訳
- IT企業:「飲食店向けオーダーシステム」日英翻訳、日中翻訳(簡体字・繁体字)、日韓翻訳
- 製薬メーカー:「GMP監査資料」日英翻訳
※一部の言語につきましては英語への翻訳を介しての作業となります。
翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。
経験豊富なプロジェクトマネージャーが親身になって、お客様の翻訳に関するお悩みやご要望をお聞きし、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。
関連記事
関連サービス
著者情報
株式会社アークコミュニケーションズ「翻訳会社アークのブログ」編集チーム
「翻訳会社アークのブログ」では、翻訳に関するノウハウや豆知識、世界各国の言語や文化などさまざまな記事をお届け!翻訳会社ならではの視点から、みなさまのお役に立つ情報や知っておもしろい話題をお伝えします!
>>アークコミュニケーションズについてはこちら
※当サイト内の文章・画像等を無断で転載・複製・改変等することを禁止いたします※