英語での日付の書き方には、いろいろな種類があります。ネイティブが読んで自然な英語とするためには、英語での日付の表記方法も重要な要素です。
今回は、翻訳の際や英文資料作成時に知っておきたい英語での日付の書き方について解説いたします。
英語での年・月・日の表記順
日本語では「2023年10月2日」という具合に「年」を先頭に書き、最後を「日」とする表記順が一般的ですが、英語では逆に「年」を末尾にする書き方が使われます。
ただし「月」と「日」の表記順は、アメリカ英語とイギリス英語で違いがあります。
アメリカ英語では「月/日/年」、つまり「月」を先に書き、イギリス英語では「日/月/年」といった具合に「日」を先に書きます。
<アメリカ英語とイギリス英語の表記順の違い>
例:「2023年10月2日」
アメリカ英語の場合
・10/2/2023
・October 2nd, 2023
イギリス英語の場合
・2/10/2023
・2nd October 2023
日英翻訳や英日翻訳などの際には、アメリカ英語なのかイギリス英語を確認し、どちらかに統一する必要があります。
特に「月」をアルファベット表記ではなく数字で書く場合、イギリス英語にも関わらず「2023年10月2日」を「10/2/2023」と書いてしまうと、「2023年2月10日」と伝わってしまう誤訳になります。
カジュアルな日付表記とフォーマルな日付表記
日本語でも日付を書く時に、スラッシュなどの記号を使って「2023/10/2」と書いたり、年号の上2桁を省略して表記したりすることがありますが、こうした書き方は英語でも同様に、カジュアルな表記としてよく用いられます。
また、月や日が1桁の場合はゼロをあわせて「01」などと書くこともあります。
<英語でのカジュアルな日付表記の例 ※アメリカ英語の場合>
・10/2/2023
・10/2/23
・10/02/2023
・10/02/23
・10.2.2023
・10.2.23
・10.02.2023
・10.02.23
・10-2-2023
・10-2-23
・10-02-2023
・10-02-23
一方、ビジネスなどのフォーマルな資料などでは、「日」を序数で表記したり、「月」をアルファベットで書いたりするのが一般的です。さらにアメリカ英語の場合は、日付の後にカンマを入れます。
<英語でのフォーマルな日付表記の例>
アメリカ英語の場合
・October 2nd, 2023
・October the 2nd, 2023
イギリス英語の場合
・2nd October 2023
・the 2nd October 20233
また、「月」のアルファベット表記は、「January」は「Jan.」、「February」は「Feb.」といったように頭の3文字に省略する書き方もあります。この際、語尾には必ずピリオドを付けます。
<「月」を省略した日付表記の例>
・Oct. 2nd, 2023 ※アメリカ英語
・2nd Oct. 2023 ※イギリス英語
英語での「曜日」の書き方
日本語で「曜日」を表記する際には「2023年10月2日 月曜日」といったように末尾に書きますが、英語では逆に「曜日」は頭に表記します。アメリカ英語の場合は「曜日」の後ろにカンマを打ちます(イギリス英語では、カンマはあっても無くても問題ありません)。
<英語での「曜日」の表記の例>
・Monday, October 2nd, 2023 ※アメリカ英語
・Monday 2nd October 2023 ※イギリス英語
また、「月」と同様に「曜日」でも省略表記が使われることがあります。この場合は語尾にカンマではなくピリオドを打ちます。
<「曜日」の省略表記の例>
・Mon. Oct. 2nd, 2023 ※アメリカ英語
・Mon. 2nd Oct. 2023 ※イギリス英語
ネイティブが読んでも違和感がない翻訳のために
英語での日付の書き方は、シーンによって表記方法の使い分けがされるため、翻訳の際には文書や資料に合わせた日付表記を採用することで、ネイティブが自然に読める英文に仕上がります。
日付の表記に限らず、英語ネイティブにも違和感ない英訳文に仕上げるためには、ネイティブチェックではなく翻訳からネイティブ翻訳者に任せるのがおすすめです。
アークコミュニケーションズでは、英語ネイティブの翻訳者が翻訳した後に、日本人の翻訳者がチェックします。最初にネイティブが英文を作成することで、自然な英語に仕上がり、英語ネイティブが日本語の解釈を誤って翻訳していないかを日本人翻訳者がチェックするため誤訳の心配もありません。
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