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スペイン語:話者は世界で5億人超!スペイン語の特徴と正確な翻訳のための注意点

スペイン語:話者は世界で5億人超!スペイン語の特徴と正確な翻訳のための注意点
2022-12-08 12:00

スペイン語は、話者の多さと中南米諸国の目覚ましい経済成長の度合いから、ビジネスをグローバルに展開する際には無視できない言語です。そんなスペイン語ですが、言語的にどのような特徴があり、日本語などへの翻訳の際にはどこに気をつければよいのでしょうか。

世界4位の話者数を誇る「スペイン語」

スペイン語は、英語・フランス語・ロシア語・中国語・アラビア語と並ぶ国連公用語のひとつです。スペイン本土のほかに、メキシコやコロンビア、アルゼンチンなどの中南米地域やアメリカの一部地域などでも広く使用されています。

統計データ提供プラットフォーム「Statista」によれば、2022年時点で全世界におよそ5.5億人の話者がいるとされており、これは英語・中国語・ヒンディー語に続いて4番目に多い人口となっています。さらに、インターネット上では英語・中国語に続き3番目にシェアが大きい言語です。

日本ではスペインといえば、サッカーの強豪国として有名です。サッカー日本代表サポーターのチャント(応援歌)としてワールドカップの試合などで耳にする「バモニッポン」の「vamos(行け!)」や、セレッソ大阪の「cerezo(桜)」、柏レイソルの「rey(王)」・「sol(太陽)」、横浜Fマリノスの「marinos(船乗り)」など、サッカーに関連する言葉で多くのスペイン語が使われています。他にも、気象用語の「エル・ニーニョ現象」と「ラニーニャ現象」は、それぞれ「el Niño」(神の子)」、「la Niña(女の子)」というスペイン語から来ています。

スペイン語の特徴その1:動詞の活用が多く、主語が明示されない

スペイン語の特徴として、動詞の活用の種類が多さと主語の扱い方の関係が挙げられます。それぞれの動詞に「1/2/3人称」の区別と「単数/複数」の区別があり、さらに時制による区別も細かくなされているため、すべてを合わせると一つの単語あたりに何十種類も活用形があることになります。

このように動詞が多様な活用形を持つことから、スペイン語の文章では主語が明示されないことがよくあります。単語の活用によって表現できる意味の幅が広いため、あえて示さなくても伝わるだろう、という考えです。

しかし、スペイン語の非ネイティブにとっては、文章中で省略されてしまった主語の推測が難しいケースも少なくありません。かといって、スペイン語で主語を省略せずに書き続けると、逆に文章がくどく感じることもあります。動詞の活用の多さと主語の省略は、スペイン語の翻訳において重要なポイントといえるでしょう。

スペイン語の特徴その2:地域によって使う言葉に違いがある

同じスペイン語でも地域によって使われる言葉が異なることも、重要な特徴です。ここでは「スペイン本土のスペイン語」と「中南米でのスペイン語」に大別して説明していきます。

まず、スペイン本土と中南米では、同じ意味を表すときでも異なる単語を使う場合があります。

名詞の例:

  • 「チケット」→ "billete"(スペイン)/ "boleto"(中南米)
  • 「パソコン」→ "ordenador"(スペイン)/ "computadora"(中南米)
  • 「携帯電話」→ "teléfono móbil"(スペイン)/ "celular"(中南米)

動詞の例:

  • 「運転する」→ "conducir"(スペイン)/ "manejar"(中南米)
  • 「(タクシーを)拾う」→ "coger"(スペイン)/ "tomar"(中南米)
  • 「恋しく思う」→ "extrañar"(スペイン)/ "echar de menos"(中南米)

ほかにも、例えばスペイン語で「あなた」と言う時には「tú」と「usted」という二種類の表現があります。これらは相手との間柄によって使い分けられており、家族や友達、会社の同僚などの親しい関係では「tú」を、初対面の人や目上の人に対しては「usted」を使います。しかし、中南米では家庭内であっても祖父母や両親に対しては「usted」が使われることがあるなど、スペイン本土と中南米のスペイン語では感覚的な違いがあります。

スペイン語翻訳のポイント

スペイン語翻訳を行う際には、主語の扱いを文脈やニュアンスから検討して、日本語とスペイン語の双方で違和感のない表現を目指すことが重要になります。また、スペイン本土と中南米で違いがあるのはもちろん、同じ中南米の中でもさらに国ごとの違いもあります。国や地域によるスペイン語の特性を理解していないと、伝わりにくいばかりかネガティブな印象を与えてしまう可能性があるので、「どこの国や地域がターゲットなのか」をよく確認することが重要です。

スペイン語翻訳はアークコミュニケーションズにお任せください

アークコミュニケーションズでは、スペイン語翻訳に関する経験と実績を有しています。言語能力だけではなく各専門分野の知識やビジネススキルを兼ね備えているので、お客様企業の事業やニーズにマッチした高品質な翻訳を提供できます。

アークコミュニケーションズのスペイン語翻訳実績

  • 旅行会社:「観光PRに関するアンケート」日西翻訳、西日翻訳
  • 人材育成会社:「在日外国人向けWEBサイト制作」日西翻訳、日葡翻訳
  • コンサルティング会社:「コンテンツ説明文書」日西翻訳、日中翻訳
  • 医薬品メーカー:「監査報告書」西日翻訳(スペイン語→日本語)
  • 産業機器メーカー:「グローバルサイト」英西翻訳(英語→スペイン語)
  • 電機メーカー:「ソフト紹介」英西翻訳、英葡翻訳
  • 総合商社:「国際財務基準(IFRS)」日西翻訳、日英翻訳、日中翻訳
  • マーケティング会社:「社内原稿」英西翻訳、英独翻訳、英伊翻訳
  • 化粧品メーカー:「商品説明」多言語翻訳(英語→スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語)
  • 人材会社:「従業員満足度調査資料」多言語翻訳(日本語→スペイン語・英語・韓国語・ドイツ語・オランダ語)
  • 非鉄金属メーカー:「会社案内」多言語翻訳(日本語→スペイン語・英語・中国語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語)
  • 観光リゾート会社:「観光施設Webサイト制作」多言語翻訳(日本語→スペイン語・中国語・韓国語・英語・フランス語)
  • WEB制作会社:「モーターショーWeb原稿」多言語翻訳(日本語→スペイン語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語)
  • 大手出版社:「観光マップ、ガイド」多言語翻訳(日本語→スペイン語・英語・韓国語・フランス語・ドイツ語・イタリア語)
  • 飲食業:「パッケージ説明」多言語翻訳(英語→スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語)

※一部の言語につきましては英語への翻訳を介しての作業となります。

スペイン語翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。
些細な内容でもご相談いただければ、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。

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株式会社アークコミュニケーションズ「翻訳会社アークのブログ」編集チーム
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