
スペイン語は、スペインの他にも中南米の多くの国で話されています。実は、日本語の一部に取り入れられており、スペイン語と知らずに使っている言葉も多いのです。たとえば、「パン」、「カルタ」、「カステラ」などはスペイン語から入ったものです。また、「アディオス」や「コモエスタ」などの挨拶の言葉は聞いたことがある人も多いでしょう。発音がローマ字読みで通じ、語順は比較的自由なため、スペイン語は日本人にとって学びやすい言語と言えるでしょう。
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スペイン語は、スペインの他にも中南米の多くの国で話されています。実は、日本語の一部に取り入れられており、スペイン語と知らずに使っている言葉も多いのです。たとえば、「パン」、「カルタ」、「カステラ」などはスペイン語から入ったものです。また、「アディオス」や「コモエスタ」などの挨拶の言葉は聞いたことがある人も多いでしょう。発音がローマ字読みで通じ、語順は比較的自由なため、スペイン語は日本人にとって学びやすい言語と言えるでしょう。
スペイン語は、ローマ帝国で使用されていたラテン語の話し言葉である"俗ラテン語"から派生した言語です。現在のスペインのある地域には、かつていくつもの小さな王国が存在していました。その中で、最も有力になっていったカスティーリャ王国の言葉がスペインの標準の言語となったので、スペイン語はカスティーリャ語とも呼ばれています。また、イベリア半島のラテン語名を由来とする「イスパニア語」と呼ばれることもあります。
言語学的にはインドヨーロッパ語族のロマンス諸語に属し、フランス語やイタリア語、ポルトガル語とは非常に近い関係にあります。また、イベリア半島にはアラビア人もたくさん住んでいたため、アラビア語からの借用語も多くあります。
スペイン以外では、中南米の多くの国でも使われており、国連の公用語の1つにもなっています。北アメリカでも英語に次いで多く話されています。
日本人にとってスペイン語が学習しやすい点は、何と言っても発音がしやすいことでしょう。日本語と同じように、スペイン語の母音は"a、i、u、e、o"の5つで、子音が連続する発音がほとんどありません。"h"は発音しない、"j"はハ行の発音になるといった例外がいくつかありますが、ローマ字読みで発音はほぼできてしまいます。たとえ意味が分からない単語や文でも、とりあえずローマ字読みで発音してみましょう。アクセントさえ間違えなければ通じます。
1つだけ気をつけないといけないのが"R"の発音です。単語の始めの"r"と単語の中の"rr"は巻き舌で発音しなければいけません。たとえば、「rey(王様)」や「cigarro(タバコ)」は巻き舌で発音します。「pero(しかし)」と「perro(犬)」「caro(高価な)」と「carro(車、カート)」など、巻き舌で発音しないと別の意味になってしまう単語があるので、要注意です。
スペイン語は、発音のやさしさに反して、語尾変化が多いので戸惑うかもしれません。動詞は主語の単数、複数で6つの形に活用します。動詞には語尾が"ar"、"ir"、"er"の3種類があり、規則活用する動詞と不規則活用する動詞があります。また、規則活用する動詞でも語尾によって活用の仕方が変わります。不規則動詞は覚えるしかありません。
さらに、名詞には男性名詞と女性名詞の区別があります。冠詞は修飾する名詞の性と数によって変化し、形容詞も同様に語尾変化します。
一方、英語の"I"にあたる"yo"や、"she"にあたる"ella"などの主語となる代名詞は、動詞の活用形によって主語がわかるため、省略されるケースも多く、語順に厳格な英語よりも、比較的自由です。
発音は比較的やさしいですが、動詞の活用を始めとして語尾変化が多いのがスペイン語の特徴です。学習する場合は、動詞の活用形を覚え、男性名詞か女性名詞かを意識することから始めるとよいでしょう。文法面は、同じロマンス諸語のフランス語やイタリア語、ポルトガル語とは共通部分が多いので、スペイン語の文法を理解していれば他のロマンス語の文法も理解しやすくなります。
多くの国で話されているスペイン語を習得することで、広い地域でのコミュニケーションが可能になり、多彩な文化や歴史を深く知ることができます。
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※一部の言語につきましては英語への翻訳を介しての作業となります。
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