これまで自分の書籍を翻訳できるのは、大きな成功を収めたベストセラー作家に限られていました。しかし、今日は電子媒体を使って誰でも自分の作品を出版できるようになり、それに伴って自費で書籍を外国語に翻訳する人も出てきています。こうした傾向は翻訳業界にどのような影響を与えるのでしょうか。
今回は、電子書籍翻訳の可能性について考察します。
Close
これまで自分の書籍を翻訳できるのは、大きな成功を収めたベストセラー作家に限られていました。しかし、今日は電子媒体を使って誰でも自分の作品を出版できるようになり、それに伴って自費で書籍を外国語に翻訳する人も出てきています。こうした傾向は翻訳業界にどのような影響を与えるのでしょうか。
今回は、電子書籍翻訳の可能性について考察します。
電子書籍の普及に伴い、多くの人が出版社を通さずに自分の作品を世に送り出すことが可能となりました。同時に、自分の作品を外国語に翻訳して、海外の読者を獲得できるようになったのです。
しかし、電子書籍出版の利点の一つがコストの低さといっても、その翻訳も安く済むわけではありません。媒体が何であれ、翻訳は人間の手によって行われるため、それにかかる翻訳料金は同じなのです。
その結果、自分の作品を翻訳できるのは、自費で翻訳の費用を賄える人に限られます。
作者に翻訳の費用を捻出することができなくても、電子書籍の中には質の高い作品がたくさんあります。そして、書籍翻訳の多くの場合、印税による支払方法が使用されるので、翻訳された作品の売り上げが良かったときは、翻訳者はそれに見合った報酬を得ることができます。
そんな作家と翻訳者双方のニーズに応えるため、"betting portal(翻訳オークション)"というシステムが提案されています。これは、翻訳者が、自分が翻訳したいと思う良作の翻訳権をオークション方式で買い取るというものです。このシステムを使えば、作家は翻訳のための予算が足りなくても著作を外国語で出版することができ、翻訳者は自分で見極めた良作の翻訳を手掛けることで印税収入を得ることができるようになります。
電子書籍の需要が高まる今、企業の発行するドキュメントから文芸作品まで、幅広いマテリアルが電子媒体を通じて世へ送り出されており、そこには同時に電子書籍に特化した翻訳へのニーズも生まれています。電子書籍の翻訳には、紙媒体とは違った新しいタイプの翻訳サービスが必要とされているのです。
アークコミュニケーションズでは、ビジネス書や一般書籍から新聞・雑誌記事まで、様々な媒体の出版翻訳を手掛けてきました。特にビジネス書籍の翻訳については、MBAホルダーなどビジネスに精通した翻訳者が多数在籍していますので、あらゆる分野のビジネス書を正しく分かりやすく翻訳いたします。
出版物の翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。些細な内容でもご相談いただければ、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。
株式会社アークコミュニケーションズ「翻訳会社アークのブログ」編集チーム
「翻訳会社アークのブログ」では、翻訳に関するノウハウや豆知識、世界各国の言語や文化などさまざまな記事をお届け!翻訳会社ならではの視点から、みなさまのお役に立つ情報や知っておもしろい話題をお伝えします!
>>アークコミュニケーションズについてはこちら
※当サイト内の文章・画像等を無断で転載・複製・改変等することを禁止いたします※
本サイト(www.arc-c.jp)は、快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しております。
Cookieの使用に同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
なお本サイトのCookie使用については、「プライバシーポリシー」をご覧ください。