2021年のオリンピックの開催地に東京が選ばれました。この東京オリンピックにおける経済波及効果は計り知れません。こうした経済効果の中にはもちろん、通訳や翻訳に関する雇用の創出も含まれています。今回は、通訳という職業の歴史を振り返りながら、プロの通訳者とはどんな人たちであるのかを紹介します。
日本で通訳業が確立したきっかけは、あの一大イベント!
今では国際社会において欠かせない通訳という仕事ですが、世界的にそれが職業として認知されるようになったのは、意外にも第二次世界大戦後の戦争裁判が最初であったといいます。当然、当時は日本でも通訳という職業の認知度は低いものでした。
そんな通訳という仕事が日本の人々に広く認知されるようになったのは、実は1964年の東京オリンピックでした。この世界的なイベントのために海外から多くの選手や観光客が押し寄せ、日本の人々は彼らとコミュニケーションをとるため、言語間の橋渡しをする通訳者の重要さを認識したのです。それを機に、その後日本における通訳者の需要は劇的に伸びていきました。
グローバル化が進む今日、日本でもこれまで以上に様々な分野で通訳に対する需要が発生しています。そして今回の東京オリンピック開催決定。多くの外国人観光客を相手に、様々な場で通訳者の大きな活躍が期待できそうです。
プロの通訳者とは?
このように様々な場所で活躍する通訳者たちですが、プロの通訳者とは一体どんな人たちなのでしょうか。
アメリカでは、プロの通訳者として活躍するためのガイドラインとして、公的な資格を取得した後に実経験を積み、さらに特定の分野で専門的な知識を得ることが奨励されています。日本では、通訳案内士という職業が国家資格となっています。この資格を取ると、外国人観光客を相手に、有料で観光案内を紹介することができるようになるのです。
しかし、会議や商談の場で働く通訳者になるために特別な資格は必要ありません。その代り、通訳者として働くためには、高い言語能力、双方の文化の知識、通訳をする分野の深い専門知識など、様々なスキルが必要となります。プロの通訳者と呼ばれる人たちは、様々な高いスキルを兼ね備えたエキスパートなのです。
まとめ
東京オリンピックは停滞する日本経済を打破する国際的なビッグイベントです。世界各国から多くの人が押し寄せるこの大会では、きっと高いスキルを持つプロの通訳者たちが大活躍することでしょう。
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