翻訳会社からの見積りの中に、「DTP作業」という費目を目にすることがあると思います。
このDTPという作業、実は翻訳物の品質確保という観点からは、必要不可欠とも言える重要な作業です。
今回は、翻訳依頼時に知っておいていただきたい「DTP」についてご説明いたします。
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翻訳会社からの見積りの中に、「DTP作業」という費目を目にすることがあると思います。
このDTPという作業、実は翻訳物の品質確保という観点からは、必要不可欠とも言える重要な作業です。
今回は、翻訳依頼時に知っておいていただきたい「DTP」についてご説明いたします。
「DTP」とは、Desktop Publishing(デスクトップパブリッシング)の略で、パソコン上で印刷物を作成・編集する作業のことをいいます。
会社案内や製品カタログ、広報誌などといった印刷物、あるいはWebサイトで配信するPDFファイルなどを作成・編集する際には、専用のDTPソフトを使用してDTP作業を行うことが一般的です。
代表的なDTPソフトにはAdobe社のInDesignやIllustratorがあります。ページ数が少ないものではIllustratorやInDesignが使用され、ページ数が多い場合には、InDesignが使用されることが多いようです。いずれの場合にもソフトの操作には専門的な知識が求められるので、そういった知識を持ったデザイナーやDTPオペレーターが作業を行います。
例えば、英語版の会社案内を作成する場合、日本語版のDTPデータをご支給いただき、日本語の文字を翻訳した英文で置き換えます。
日本語を英語に翻訳すると、文字量が増えることがほとんどのため、見出しなどは複数行に分けたり、文字の大きさや行間などを変更したり、日本語原稿と同じスペースに収まるようにDTP作業を行います。
このとき、言語を知らない作業者がDTP作業を行うと、思いもしないミスが発生する恐れがあります。
例えばタイ語やベトナム語は、改行位置によって意味が変わる特徴があります。そのことを知らずにDTP作業で誤った改行をしてしまうと、タイのユーザーに伝わらない文章になってしまいます。
ほかにもアラビア語は日本語や英語と異なり右から左に記述するうえ、縦書きがない言語でもあるので、そういった点を考慮して編集できる作業者が必要になります。
翻訳会社ではDTP作業は翻訳作業とは別にオプションとして提供していることが多いです。その場合、翻訳料金とは別にDTP作業料金がかかります。
割高に感じられるかもしれませんが、翻訳会社にDTP作業もお任せいただければ、ネイティブにも通じる正確な内容のドキュメントを、お客様のお手を煩わせることなくご提供できます。
ぜひ、DTP作業も含めて翻訳会社にご依頼いただくことをおすすめします。
アークコミュニケーションズでは、翻訳だけでなく、InDesignやIllustratorといったDTPソフトを使用したDTP作業もまとめてワンストップでお請けすることができます。世界の44言語に対応しているため、多言語翻訳にも一括して対応いたします。
DTP作業も必要な翻訳はぜひ、アークコミュニケーションズにお任せください。
株式会社アークコミュニケーションズ「翻訳会社アークのブログ」編集チーム
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