翻訳の訳文の用語が、社内で普段使う用語とは違う、日本語のカギ括弧(「」)は、英語ではシングルクォーテーションにしてほしかった・・・など、翻訳の本筋ではないと思われるところでも、翻訳納品物に対する不満は起きがちです。
今回は、そうした不満を解決し、正確な訳語で訳文を仕上げるための「スタイルガイド」と「用語集」について解説いたします。
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翻訳の訳文の用語が、社内で普段使う用語とは違う、日本語のカギ括弧(「」)は、英語ではシングルクォーテーションにしてほしかった・・・など、翻訳の本筋ではないと思われるところでも、翻訳納品物に対する不満は起きがちです。
今回は、そうした不満を解決し、正確な訳語で訳文を仕上げるための「スタイルガイド」と「用語集」について解説いたします。
「スタイルガイド」とは、文章の表記方法などのルールを定めたものです。あらかじめ表記方法を定めておくことで、異なる翻訳者が翻訳を行っても違和感のない、統一したスタイルの訳文を作ることができます。
翻訳会社は基本的に自社の標準的なスタイルガイドを持っており、翻訳の際に使用することで表記が統一された訳文を作成しています。また、もしお客様がスタイルガイドをお持ちであれば、翻訳会社に提供することで、お客様のスタイルに合わせた訳文を作成可能です。
ちなみに、スタイルガイドは翻訳の依頼時以外にも、あると大変便利なものです。社内で文章を作成するプレスリリースやマニュアル、複数の担当者が作業することが多いウェブサイトでのコンテンツ作成や更新の際にも、スタイルガイドを定めておくと、文章を統一することができるようになります。
「用語集」とは、頻繁に登場する単語や、業界用語、社内特有の言葉を、日本語と英語で対訳を一覧化したものです。用語集があると、異なる翻訳者や複数の翻訳者で分担しても同じ訳語で統一できるようになります。また、納品後のチェックも楽になり、誤訳を避けることにもつながります。
用語集も、翻訳の依頼時だけでなく、社内での資料作成時にも活用すると、社内資料の用語統一を図ることができます。
簡単に作れてかつ効果が高いのが、社内特有の固有名詞、つまり代表者や役職者の名前、部署名やサービス名の用語集です。社内では当たり前のことでも、社外の翻訳者にはわからず、情報も外部には出ていないために、全く違う訳語をあてられ、納品後の修正の手間がかかります。例えば、品質管理部を「HKB」など略字の部署名にしてあるような場合、外部の翻訳者には、調べられず不必要な調査時間をかけてしまうことがあります。こうした社内独特の固有名詞を用語集としてまとめておき、翻訳依頼時に翻訳会社に提供いただくと、品質向上と納品後のチェックの手間も減ります。
用語集で必要なのは、「原文用語」、「訳語」、「備考」の3項目です。備考欄には、同じ用語でも場面などによって訳語の使い分ける場合などに、その旨を記載したりしましょう。
アークコミュニケーションズでは、過去の原稿から用語抽出ツールを使用して用語の抽出を行い、用語集を作成するサービスも実施しております。
用語集のサンプルをご用意していますので、用語集を作る前に一度ご覧ください。
アークコミュニケーションズの翻訳サービスは、44言語すべてをネイティブが翻訳。ネイティブにとって自然な文章に仕上がる高品質な翻訳を提供しています。
翻訳者はいずれも合格率5%という厳しいトライアルを合格した実力者たち。言語能力に加えて各専門分野の知識やビジネススキルも兼ね備えているので、お客様企業の事業やニーズにマッチした翻訳を行えます。
※一部の言語につきましては英語への翻訳を介しての作業となります。
翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。
経験豊富なプロジェクトマネージャーが親身になって、お客様の翻訳に関するお悩みやご要望をお聞きし、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。
株式会社アークコミュニケーションズ「翻訳会社アークのブログ」編集チーム
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