お問い合わせ

Close

お問い合わせ
お問い合わせ

英文開示の義務化前にこれだけは知っておきたい!IR資料翻訳のポイント

英文開示の義務化前にこれだけは知っておきたい!IR資料翻訳のポイント
2024-04-02 16:00

東証のプライム市場に上場する企業を対象に、「決算短信(通期・四半期)」「決算補足説明資料」「適時開示情報」の英語版の同時開示が義務化されることになりました。
2025年4月以降に開示する資料が対象で、将来的にはこれら以外の資料も追加される可能性があります。早いうちから準備を進めることが、投資家との関係を築く鍵となります。
この記事では、英文開示の準備を進めるにあたり、押さえておきたいポイントをお伝えします。

1. なぜ英文開示が重要なのか
-英文開示の内容は投資家からの評価に大きく影響-

海外投資家が投資を検討する際に、最初にアクセスするのは英語版のIRサイトです。
海外投資家にとって、英文で情報開示されていることは投資の前提条件であり、その質や充実度は投資家の評価を左右します。

しかし、海外投資家のニーズと実際に開示されている情報の間には乖離があると言えます。
2023年末時点、英文開示が義務化された「決算短信」を全て英語で開示している企業は、プライム企業の76.4% i です 。
また「有価証券報告書」の英文開示を求める投資家は85% ii ですが、全文を英語で開示している企業は18.1% iii に留まります。

2. IR資料の英訳で気をつけなければならないこと
-正確さと適時性の両立で海外投資家からの信頼を獲得-

海外投資家の信頼を獲得するためには、以下の3つのポイントをおさえて、早いうちに可能な範囲から英文開示を進めていくことが重要です。

  1. 情報量:十分な情報量があること
  2. 正確性:IR分野の専門用語を適切に訳せていること
  3. 一貫性:資料間での一貫性があること

1. 情報量

1つ目のポイントは、日本語版と同じ情報量を開示することです。
海外投資家の72%、日本語スタッフがいない場合は84%が、「日本語版と同じ情報量が開示されていないこと」に対して不満を感じています iv
現在英文開示されているものの中には、導入部分のみが英訳されたもの、詳細な情報が省かれているものもあります。しかし、投資判断において重要な情報を得るためには、資料全体の英文開示が求められます。

2. 正確性

IR情報や財務情報の翻訳においては、日本語の資料と同様に、投資家に向けた文書として適切な表現や用語を選択する必要があります。IR資料を、その専門性を維持したまま英語にするには、難解な日本語を読解する能力に加え、英語のIR用語に精通した翻訳者に依頼することが重要です。

3. 一貫性

英文での開示は継続して行うものです。同じ質を維持し、資料間で用語を統一することで、投資家の混乱を防ぐと同時に、会社のブランドを印象付けることができます。
過去訳をもとに用語や言い回しの一貫性に留意することで、継続してクオリティの高い英文で情報を開示することが可能になります。

これらの3つのポイントをおさえて、適時性と英文の質を両立することで、海外投資家にとって日本国内の投資家と公平な状況を作ることができます。これは海外投資家からの信頼を得る決め手となります。

すぐに全部は難しいと思われるかもしれませんが、今から少しずつでも英文で開示する情報を増やしていけば、2025年4月までに英文開示の体制を整えることができます。

英文開示のご相談はアークコミュニケーションズへ

翻訳会社アークコミュニケーションズには、IR分野に特化した英語ネイティブの翻訳者が多数在籍しています。高品質な訳文を、ご希望の公開日に合わせて納品いたします。スケジュールは柔軟に調整しますので、お気軽にお申し付けください。
また、Webサイトにそのまま掲載可能なレイアウトでの納品や、弊社Web事業部にてIRサイトの一式リニューアルも可能です。

アークコミュニケーションズのIR資料翻訳実績例

  • 製薬会社:「株主招集ご通知」日英翻訳、DTP ※2010年より継続受注
  • 通信企業:「株主総会資料」日英翻訳
  • バイオテクノロジー企業:「株主招集通知、委任状、承諾書」日英翻訳
  • 事務用品メーカー:「決算短信・決算説明会資料」日英翻訳、DTP
  • 機械メーカー:「決算短信」日英翻訳
  • 橋梁建設企業:「決算報告書」日英翻訳
  • 金属メーカー:「有価証券報告書」日英翻訳
  • ゲーム会社:「決算説明会資料」日英翻訳
  • 電子部品メーカー:「決算報告書」英日翻訳
  • 製薬会社:「コーポレート・ガバナンス報告書」日英翻訳
  • 機械メーカー:「コーポレート・ガバナンス報告書」日英翻訳
  • 航空会社:「アニュアルレポート」日英翻訳
  • 外資系総合電機メーカー:「アニュアルレポート」英日翻訳
  • 建材メーカー:「統合報告書」日英翻訳、DTP後チェック ※2019年より継続受注
  • シンクタンク:「統合レポート」日英翻訳 ※2018年より継続受注
  • 塗料メーカー:「統合報告書」日英翻訳、英日翻訳
  •     

IR関連資料の翻訳は、ぜひアークコミュニケーションズにお声がけください。
些細な内容でもご相談いただければ、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。

ご相談・お問い合わせはこちら

IR関連資料の翻訳サービスはこちら

参考文献

関連記事

関連サービス

著者情報

株式会社アークコミュニケーションズ「翻訳会社アークのブログ」編集チーム
「翻訳会社アークのブログ」では、翻訳に関するノウハウや豆知識、世界各国の言語や文化などさまざまな記事をお届け!翻訳会社ならではの視点から、みなさまのお役に立つ情報や知っておもしろい話題をお伝えします!
>>アークコミュニケーションズについてはこちら

※当サイト内の文章・画像等を無断で転載・複製・改変等することを禁止いたします※

まずはお気軽にお問い合わせ下さい

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください

お問い合わせ

翻訳料金表ダウンロードはこちら

料金表

翻訳の見積もりは無料で承っております!

見積もり依頼

お電話でもお問い合わせ頂けます
(受付時間/平日10:00~18:00)

03-5730-6133

本サイト(www.arc-c.jp)は、快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しております。
Cookieの使用に同意いただける場合は「同意する」ボタンを押してください。
なお本サイトのCookie使用については、「プライバシーポリシー」をご覧ください。