商品やサービス、企業のメッセージを分かりやすく伝えるために重要なキャッチコピー。海外向けにキャッチコピーを翻訳したい場合、単に直訳するのではメッセージが十分に伝わらなかったり、誤って伝わってしまったりすることもあります。
キャッチコピーを翻訳する際に押さえるべきポイントについて解説します。
キャッチコピーは「直訳」ではうまくいかない理由
キャッチコピーを翻訳する場合、原文を逐語訳する「直訳」では、なかなかうまくいきません。
日本語から英語に翻訳する場合、漢字を使う日本語ならコンパクトに表現できるメッセージも、英語に逐語訳すると長すぎてインパクトの薄いメッセージになってしまうことがあります。
また、キャッチコピーでは口調の良さも重要です。日本語には「5・7・5調」や「7・5調」など心地よく聴こえるリズムがあり、日本語のキャッチコピーでもよく使われます。これも逐語訳的な直訳では、せっかくの口調の良さを再現できません。
英語としても口調よく作るには、伝えたいメッセージが伝わる英語の言葉をネイティブ翻訳者に様々な角度から考えてもらうなどの工夫が必要です。
ほかにも、日本語のキャッチコピーで使っているキーワードを翻訳後の英語でも使おうとすると、語感や文法の問題で、メッセージがうまく伝わらない文章になってしまうこともあります。特にカタカナ言葉を英語のキャッチコピーにする場合は、英語での意味が異なることも多く、注意が必要です。
ネイティブ翻訳者であれば、こういった違和感にも気づいた上で、よりメッセージが伝わるキャッチコピー案を出すことができます。
キャッチコピー翻訳で押さえるべきポイント
キャッチコピーの翻訳では、以下のようなポイントを押さえることが重要です。
- キャッチコピーの目的や伝えたいメッセージ
- 簡潔さ、分かりやすさ
- 記憶に残ること(インパクト)
- ブランドや商品、サービスのイメージの維持
- キャッチコピーを読む人々の文化的な背景維持
- ネイティブにとって違和感がない文章・言葉であること
こういったポイントを押さえながら翻訳をして英語のキャッチコピーを作ることは、AI翻訳や機械翻訳では、まだまだ実現が難しいです。
本当に伝えたいメッセージを理解し、さまざまなアイデアをネイティブ翻訳者に出してもらうような作業ができれば、よりよりキャッチコピーにすることができます。
アークコミュニケーションズのキャッチコピー翻訳
たとえば、弊社がオフィシャルパートナーを務める公益社団法人日本オリエンテーリング協会のキャッチコピー「地図を手に明日へと駆ける」の翻訳を行った際には、以下の3案を候補として作成しました。
- 案1:"Map Out Your Future"
- 案2:"Ready, Map Out, Go!"
- 案3:"Plan and Run Towards the Future"
「地図を手に明日へと駆ける」を直訳すると"Grab a Map and Run Towards the Future"となります。ところがこれでは長くてインパクトがなく、面白味にも欠けると考えました。
そこで、「オリエンテーリングの『地図を使う』という競技特性」、「未来志向のニュアンス」、「語感の良さ」、「誰にでもわかりやすい単語選び」を考慮しながら作成したのが、これら3つの翻訳案です。
最終的に選ばれたのは、案1の"Map Out Your Future"でした。
キャッチコピー翻訳はアークコミュニケーションズにお任せください
アークコミュニケーションズはキャッチコピー翻訳の実績が豊富です。文章の長さや口調の良さ、外せないキーワードなどの要点を押さえつつ、ネイティブ翻訳者が「原文の真意」にこだわったキャッチコピー翻訳をご提供します。
アークコミュニケーションズのキャッチコピー翻訳実績
- 宝飾品製造・販売会社:「クリスマスのキャッチコピー」日英翻訳
- スポーツ競技団体:「英語のキャッチコピー」日英翻訳
- 化粧品メーカー:「化粧品の英語のキャッチコピー」日英翻訳
- 化学メーカー:「海外向け会社広告の英語のキャッチコピー」日英翻訳
- IT企業:「企業30周年の英語のキャッチコピー」日英翻訳
- デザイン企業:「インスタグラム広告の中国語バナー」日中翻訳(繁体字)
- マーケティング会社:「観光PRキャッチコピー」日泰翻訳
- ゴルフクラブ:「キャッチコピー」英日翻訳
- 化学メーカー:「CSRスローガン」英語キャッチコピー作成
- 化学メーカー:「展示会」英語キャッチコピー作成
※一部の言語につきましては英語への翻訳を介しての作業となります。
キャッチコピーの翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。
些細な内容でもご相談いただければ、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。