企業のサステナビリティな取り組みに対する社会の関心が高まっている昨今。CSRやESGの情報を積極的に発信することが、企業にとって非常に重要な活動となっています。今回は、CSRレポートやサイトを翻訳して海外発信することの重要性についてお伝えします。
国内外で急速に高まっているサステナビリティへの関心
地球温暖化や海洋汚染、大気汚染など、地球環境を脅かす環境問題への関心がグローバル規模で高まっています。それにより、企業が環境や社会、経済の面から持続可能性を追求する取り組み、すなわち「コーポレート・サステナビリティ」にも注目が集まるようになってきました。
それに伴い、従来の財務情報に加えて環境・社会・ガバメントの要素も考慮した「ESG投資」が国内外で広まり始めています。日本では特に2015年、国連責任投資原則(PRI)に年金積立金管理運用独立行政法人が署名したことをきっかけに、ESG投資の市場規模が急拡大しています。
ESG情報の英文開示の状況
東京証券取引所が2021年8月に公開した海外投資家アンケート調査結果によると、「ESG報告書」の英文開示を「必須」もしくは「必要」と考えている海外投資家の割合は59%に達しています。これは「コーポレート・ガバナンスに関する報告書」や「株主総会招集通知(事業報告、計算書類)」の61%とほぼ同等の数値です。
さらに東証では、コーポレート・ガバナンスの改定に際してサステナビリティの取り組みやその情報開示に関する原則を新設・改定したほか、2022年の8月よりESG関連情報を一元的に配信する「JPX上場会社ESG情報WEB」を開設するなど、ESG情報の発信を促進する動きを活性化させています。
海外投資家からの要望と、サステナビリティの取り組みに関する東証の動向を合わせて考慮すると、今後はESG情報の英文開示の動きが活性化する可能性があると考えられます。
CSRやESG関連資料の翻訳を翻訳会社に頼むときのポイント
環境報告書やCSRレポート、ESG報告書などといった資料の翻訳に際しては、社会と企業のサステナビリティに対する高い理解力が必要になります。ISOやGRIといった各種国際規格やSDGsのフレームワークに対する十分な知識が必須要件となり、翻訳会社に依頼する際には、そうした能力の高い翻訳者をアサインできるかが選定のカギです。
また、CSRやESGに関する専門的な知見に加えて、企業理念などのメッセージ性の高い文章に関する翻訳経験も重要になります。
CSRやESG情報の翻訳はアークコミュニケーションズにお任せください
アークコミュニケーションズは、CSRレポートやサステナビリティレポート、統合報告書、環境報告書などの制作物の翻訳はもちろんのこと、CDPへの情報開示など、CSRやESG情報の翻訳を幅広く手掛けてきた実績があります。
アークコミュニケーションズのCSR・ESG情報翻訳実績
- 電子・電気系業界団体:「環境ワークショップ用資料・原稿」日英翻訳
- 消費財メーカー:「サステナビリティレポート」英日翻訳
- 光学系メーカー:「環境関連資料」泰日翻訳
- 素材系メーカー:「コンプライアンス理解度チェック」英馬翻訳
- 建設会社:「CSRサイト」日英翻訳
- 自動車メーカー:「CSRレポート」日英翻訳
- 飲料メーカー:「WebサイトCSRページ」日英翻訳
- 電機メーカー:「CSR報告書」日英翻訳
- 通信機器メーカー:「社内報掲載 CSR活動レポート」日英翻訳
- ソフトウェアシステム会社:「CSRレポート2014」日英翻訳、DTP
- 繊維系メーカー:「CSRレポート」日中翻訳(簡体字・繁体字)
- 投資法人:「TCFDウェブページ」日英翻訳
- 小売会社:「TCFD関連のウェブページ」日英翻訳
- シンクタンク:「TCFDシナリオ分析HP」日英翻訳
- メディア会社:「TCFD提言に沿った情報開示」日英翻訳、DTP
- シンクタンク:「TCFD-Implementation-Guide」英日翻訳
※一部の言語につきましては英語への翻訳を介しての作業となります。
CSRやESG情報の翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。些細な内容でもご相談いただければ、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。
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株式会社アークコミュニケーションズ「翻訳会社アークのブログ」編集チーム
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