英語は日本人にとって身近な外国語であり、他の言語と比べると和訳や英訳のイメージを持ちやすい言語です。しかし、ビジネス目的で翻訳を依頼する際に、品質の高い英語翻訳を求める場合には、注意すべきポイントがいくつかあります。
今回は、そんな英語翻訳の難しさについてご紹介するとともに、ネイティブ翻訳のメリットについて解説します。
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英語は日本人にとって身近な外国語であり、他の言語と比べると和訳や英訳のイメージを持ちやすい言語です。しかし、ビジネス目的で翻訳を依頼する際に、品質の高い英語翻訳を求める場合には、注意すべきポイントがいくつかあります。
今回は、そんな英語翻訳の難しさについてご紹介するとともに、ネイティブ翻訳のメリットについて解説します。
一言で「英語」と言っても、実はいくつかの種類があります。日本人が学校で学ぶ英語は「アメリカ英語」ですが、これ以外にイギリス英語やオーストラリア英語、カナダ英語など、国や地域によって使われている英語には、違いがあります。
分かりやすい例としては、単語の使われ方の違いが挙げられます。例えば「first floor」というフレーズは、アメリカ英語では「1階」ですが、イギリス英語では「2階」になってしまいます。他にも日本語の「地下鉄」は、アメリカ英語では「subway」ですが、イギリス英語で「subway」は「地下道」という意味であり、「地下鉄」は「tube」や「underground」が使われます。また、「color(米)」と「colour(英)」などのように、同じ単語でも綴りが異なる、といったこともあります。
ほかにも、日付の記載方法の順番が、アメリカ英語では「8/12/2022」といったように「月→日→年」で表すのに対して、イギリス英語では「12/8/2022」と「日→月→年」で表します。
こういった英語の違いへの理解が、英語翻訳の品質を大きく左右する要素になります。
英語は文法的な面で、日本語とは大きく異なっています。
例えば、日本語は主語が無かったり曖昧なままでも文章は成立しますが、英語は基本的には主語が必要な言語です。そのため、日本語を英語に訳す場合、「主語を何にするか」は悩むところですが、主語の選択を誤ると英語ネイティブにとっては不自然な英語になってしまったり、意味が伝わらない、ということも起きます。
また、日本語では受動態が比較的多く使われますが、英語は日本語ほど受動態が使われません。日本人が英訳をする場合、原文の受動態をそのまま訳してしまい、英語ネイティブにとって受動態がやや多い不自然な英語になってしまうことがあります。
ほかにも、英語の「a」や「the」といった冠詞の使い方や、名詞の単数形と複数形の使い分けといった点も、非ネイティブ話者には非常に理解が難しい問題です。しかし、英語ネイティブにとっては非常に気になる点であり、英語の品質が問われる大きな要因です。
海外と日本では文化的な背景に違いがあることも、英語翻訳では気を付けなければいけないポイントです。
分かりやすいのが、日本語の「慣用句」や「ことわざ」の英訳の難しさです。例えば「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざを機械翻訳に入れると、「If you do not enter the tiger's cave, you will not catch its cub.」といったように直訳されることがあります。これでは英語ネイティブに、言いたいことが伝わりません。この場合「No pain, no gain.」のように、原文を逐語訳するのではなく英語ネイティブに伝わるフレーズに変えるなどの工夫が必要になります。
ほかにも、「平成」や「令和」などの元号は日本独自のものは、英訳の際には「西暦」に直すなど、文化的背景の違いによる翻訳の注意点は、さまざまなものがあります。
日本人翻訳者が英訳をすると、文法的に問題がなくても、日本語的な感覚が残る英文に仕上がってしまうことがあります。こうした違いは、日本人が気づくことは難しい一方で、ネイティブ読者が読むと「違和感」として伝わったり、原文のニュアンスが意図したとおりに伝わらない、ということも発生します。
英語ネイティブにも違和感なく伝わる翻訳を実現するためには、ネイティブチェックではなく、翻訳からネイティブ翻訳者に任せるのがおすすめです。アメリカ英語ならアメリカ英語のネイティブ、イギリス英語ならイギリス英語のネイティブといった具合に、英語の種類に応じたネイティブ翻訳者に依頼できれば、より品質の高い翻訳を実現できるでしょう。
アークコミュニケーションズには、合格率5%という厳しいトライアルに合格した200名以上のネイティブの翻訳者が在籍しています。
言語能力だけではなく各専門分野の知識やビジネススキルを兼ね備えているので、お客様企業の事業やニーズにマッチした高品質な翻訳を提供できます。
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株式会社アークコミュニケーションズ「翻訳会社アークのブログ」編集チーム
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