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英語で「無酸素運動」ってどう言うのか、派遣先のネイティブ同僚に聞いてみました!| 翻訳会社が送る派遣女子ナオミとアスリート優のダイエット塾

ダイエットには「無酸素運動」の組み合わせが効果的

ダイエットやトレーニングに関する英語表現をご紹介しています。

アスリートに聞くダイエット英語表現

翻訳会社のアークコミュニケーションズで英文事務や翻訳の仕事をしているナオミです。

有酸素運動については分かったんだけど、最近よく耳にする無酸素運動についても知りたくなっちゃった。

そもそも、無酸素運動ってどういうもので、どんな効果があるんだろう?

無酸素運動「anaerobic exercise」ってなに?

ナオミ:
ねえ優さん、無酸素運動っていったいどんな運動なんですか? それってダイエットにも効果があるんですか?

優:
無酸素運動というのは、筋力トレーニングや短距離走のような瞬間的に強い力を必要とする運動のことなんだ。筋肉に酸素が供給されないから、短時間しか運動できないけどね。英語では「anaerobic exercise」と言うんだよ。

ナオミ:
へえ、そうなんですね。でも、それが何の役に立つんですか?

優:
有酸素運動が脂肪を燃焼させるのに対して、無酸素運動では筋肉に貯蔵されているグリコーゲン(糖質)を使うんだ。
そのグリコーゲンが無くなると、ようやく体脂肪の分解が始まるので、その後の有酸素運動で効率的に体脂肪を燃やせるようになる。さらに、筋トレで筋肉量を増やせば、基礎代謝量がアップするというオマケも付くしね。

ナオミ:
ダイエットって言うとすぐに「有酸素運動」って思うけど、実は無酸素運動も大切なんですね。

「Stamina」は無酸素運動、「Endurance」は有酸素運動をする時の体力

優:
その通り。バランスよく両方の運動を取り入れた体力作りが大事なんだよ。
体力は、英語で一般的に「Physical Strength」とか、単に「Strength」って言うんだけど、どちらかというと「瞬発力的なパワーがある」といった意味が強い。だから、「He has great physical strength.」なんて言い方をする。

ナオミ:
じゃ、持久力的な体力ってどう言うんですか?

優:
無酸素運動的な体力――たとえば100mをフルスピードで走り抜ける力は「Stamina」、有酸素運動的な体力――たとえばマラソンなどを走りきる力は「Endurance」を使うことが多いね。

ナオミ:
「スタミナ」は日本語でもよく使いますよね。

体脂肪を効率的に減らすポイント

優:
ナオミさんが気になる、体脂肪の効率的な減らし方には、注意しなきゃいけないことがあるんだ。

ナオミ:
え、どんなことですか?

優:
脂肪細胞を分解するリパーゼという酵素は低温でも高温でも働きが鈍くなってしまう。
分解の適温は体温から1~2度くらい上がった状態なので、少し汗ばむくらいの運動を20分以上続けることで効率的な脂肪燃焼が起きるんだ。無理して頑張り過ぎると呼吸が浅くなってしまうので、脂肪燃焼に必要な酸素が不足しちゃう。
有酸素運動しているつもりが、無酸素運動していることになってしまうんだね。

ナオミ:
へえ、ほどほどが肝心なんですね。

体脂肪を効率的に減らすポイント

ナオミ:
じゃ、20分以下の運動は意味がないんですか? 20分を越えないと脂肪は燃焼されませんよね?

優:
そんなことはないよ。最初の20分間は血中の脂肪が使われるから、脂肪細胞自体は減らないんだけど、血液をサラサラな状態にする効果があるんだよ!

ナオミ:
良かった、短い時間の運動でも健康には意味があるんですね。じゃあ、優さんのアドバイス通り、ほどほどにがんばろうっと(笑)。

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