インドには1,500以上の言語があり、それらがさらに各地の方言で話されています。今回はその中でも一番多くのインド人が話しているヒンディー語を紹介します。アークコミュニケーションズでは、英語のみならず、このような非英語圏の言語翻訳に関しても豊富な経験と実績を有していますので、翻訳をお考えの際にはぜひアークコミュニケーションズにご相談ください。
ヒンディー語を母語にするのは国民の半分以下
ヒンディー語はインドの連邦公用語に指定されています。しかし、すべてのインド人がヒンディー語を話せるわけではありません。ヒンディー語を母語とする人は人口の40%程度なので、逆に言えば、人口の半分以上はヒンディー語を第2外国語として学んでいることになります。ヒンディー語のほかには、ウルドゥー語、ベンガル語、パンジャービー語、タミル語、テルグ語、マラヤーラム語、グジャラーティー語、マラーティー語などがインドで使われています。
実はわかりやすいデーヴァナーガリー文字
ヒンディー語はインド・ヨーロッパ語族に分類され、英語やフランス語の遠い親戚にあたるといわれています。南アジアの言語の中では、ネパール語やウルドゥー語、パンジャービー語、ベンガル語などがヒンディー語に近いとされています。
文字はデーヴァナーガリー文字を使用し、タイ文字やクメール文字、ビルマ文字と同じ祖先から派生したといわれています。これらの文字に共通する特徴は、子音字と母音記号を組み合わせて文字を表現する仕組みです。ヒンディー語においては、日本語では区別しない音も発音します。しかし、子音字と母音記号の組み合わせの法則と文字の形さえ覚えてしまえば、書くこと自体はそう難しくありません。
実際に「カキクケコ」の例を、インド国内で使われているヒンディー語に近い言語と比較してみましょう。
ヒンディー語:काकीकुकेको
ベンガル語*1:কাকিকুকেকো
パンジャービー語*2:ਕਾਕੀਕੂਕੇਕੋ
いずれも、「カキクケコ」をつなげて書いたものですが、ここから少し法則性が見えてきませんか? ヒンディー語では「क」が子音の「k」として発音され、その上下左右に付属している線や記号が母音となる音を加えます。文字の上部の横線は「シローレーカー」と呼び、単語ごとに文字を連結しています。文末には、ピリオドをあらわす縦棒を用います。
*1 おもにインド・ベンガル州およびバングラデシュで話される言語
*2 おもにインド・パンジャーブ州で話される言語
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