グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだ入社2年目のヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。
欧州の経済状況に大きな影響を及ぼしているギリシャの経済動向は、世界中から注目を集めています。ギリシャの動向を知るためにはギリシャ語を習得したいところです。しかし、ギリシャ語に対する私のイメージは「とにかく難解」。その難しさは、英語の"It's Greek to me."(直訳:それは私にはギリシャ語です)が「ちんぷんかんぷんです」という意味で表現されるほどなのですから......。
今回は、ギリシャ情報と欧州の経済の動向について知るためのカギとなりうる、ギリシャ語とその翻訳について考えてみます!
見逃せないギリシャ問題
まずは、世界中から注目を集めているギリシャの経済問題について簡単にまとめます。
欧州領域の市場と経済の統合を目的に、欧州全体の統一通貨「ユーロ」が誕生し、ギリシャも2001年から参加しています。しかし、2009年にギリシャが巨額の財政赤字を隠していたことが発覚。財政破綻するかもしれないという不安から、欧州全体の不況をあおっているのがギリシャ問題です。
最近でも、日々のニュースで頻繁に「ギリシャ問題」という文字を目にしており、いまだギリシャの財政は安定していません。その動向がギリシャでのビジネスのみならず、欧州でのビジネス展開や、為替全体にも影響を与えています。
世界一難しい言語!?難解なギリシャ語翻訳
難解なギリシャ語だからこそ、的確な翻訳が求められます。冒頭でもふれたように、ギリシャ語は世界でも難しい言語といわれています。その難解とされる理由のひとつは、ギリシャ語を書き表すために用いられる24文字のギリシャ文字だと思われます。「Γ」=「G」、「Δ」=「D」、「Ξ」=「Ks」など、まるで記号のように見える文字に加え、ギリシャ文字の「P」がアルファベットの「R」であるなど、とにかく混乱させられる要素が多いのです。このほか、アクセント記号、文法においても難易度が高いといわれています。
日本語との類似点も多いギリシャ語翻訳
英語のほか、数多くのヨーロッパ言語の基礎ともなったギリシャ語ですが、驚くことに日本語との類似点もあるのです。例えば日本語では、文脈が伝わる限り「私は~」「あなたは~」などの主語は省略されますよね。ギリシャ語では、動詞の語尾変化によって主語がわかるので、日本語と同じく主語の省略が起こるそうです。
主語の省略という点では類似しているものの、「翻訳」においては、曖昧さが残ることも多い日本語の文脈を読み取る力と、ギリシャ語の語尾変化を正しく見極め、使用する力が必要です。また、ビジネスでの使用目的で日本語の文章をギリシャ語に翻訳する場合は、ビジネスや交渉に必須となるニュアンスも含めた翻訳が求められそうです。
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