昨年の秋に他業界から転職してきた駆け出しのユッチです。翻訳業界は初めてなので学ぶことばかりですが、先輩にいろいろと教えてもらいながら勉強しています。
ところで、ハンガリーと聞くと何を思い浮かべるでしょうか。東欧の国、ハンガリー舞曲などの音楽が有名な国、ドナウの真珠と呼ばれる美しい都市、ブダペストを首都に持つ国......。
一方、経済についてはあまり知られていないかもしれませんが、安定した成長を続けています。今回は、そんなハンガリーとハンガリー語翻訳の魅力について調べてみました。
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昨年の秋に他業界から転職してきた駆け出しのユッチです。翻訳業界は初めてなので学ぶことばかりですが、先輩にいろいろと教えてもらいながら勉強しています。
ところで、ハンガリーと聞くと何を思い浮かべるでしょうか。東欧の国、ハンガリー舞曲などの音楽が有名な国、ドナウの真珠と呼ばれる美しい都市、ブダペストを首都に持つ国......。
一方、経済についてはあまり知られていないかもしれませんが、安定した成長を続けています。今回は、そんなハンガリーとハンガリー語翻訳の魅力について調べてみました。
ハンガリーは東欧(現在では中欧ともいうそうです)のカルパチア盆地というところにある国。古くは、ローマ人、フン族によって支配され、その後マジャール人が侵入し、ハンガリー王国が建設されました。以降もトルコとオーストリアの支配、ナチスドイツとソ連などの列強の支配など、常に外部からの支配を受けるという苦しい歴史的背景を持っています。
なかでも大きな動きとして挙げられるのが、ハンガリー動乱と体制転換です。1956年のハンガリー動乱は、ソ連による共産主義支配に対して国民が蜂起した事件。ソ連軍によって鎮圧されましたが、これ以降、一定の民主化と経済の自由化が図られました。そして、1989年の体制転換で、一党独裁の政治と国家による計画経済を捨てて「ハンガリー共和国」となり、民営化や輸入の自由化などの経済改革が進められていきました。
国土は日本の4分の1程度で、990万人が住み、美しい街並みを誇るブダペストを首都としています。音楽やワイン、温泉など、観光面でも魅力の多い国です。ハンガリーの公用語は、ウラル語族のフィン・ウゴル語派に属するハンガリー語。同じ系統に属する言語にフィンランド語やエストニア語がありますが、互いの言語でコミュニケーションをとることが不可能なくらい違いがあるのだそう。ハンガリー語はラテン文字で表され、ラテン文字2つや3つで構成されるアルファベットが特徴です。文字と発音が1対1で対応しているので、書いてあるとおりに読めば発音することができます。
ハンガリーはハンガリー動乱と体制転換を経て、東欧諸国のなかでいち早く経済の自由化を進めてきました。インフレなどの問題はありますが、比較的安定した成長を続けているようです。
主要産業は、製薬、農業、機械工業。電子・電気機器、通信機器、道路走行車両を主に輸入しており、日本からハンガリーへは自動車部品、音響・映像機器部品、原動機が輸出されています。特に目立つのは自動車業界で、新車・中古車とも登録台数が大きく伸びているようです。
このような状況からみると、自動車関連、そして電子・電気機器、通信機器関連業界にとって、ハンガリー語翻訳が出てくるかもしれません。
日本とハンガリーの関係はとても良好です。例えば、日本政府は1965年よりハンガリーから国費留学生を受け入れていて、ハンガリー政府も1966年から日本人留学生を受け入れています。日本人学生対象の奨学金プログラムや国際交流基金事務所が設置されるなど、文化交流が深まっているようです。
また、V4と呼ばれる4カ国(ハンガリー、チェコ、スロバキア、ポーランド)と日本は、観光、経済・投資促進、経済協力などの分野で協力関係を築いています。2014年には「V4+日本」交流年として、伝統芸能や音楽、展覧会などのさまざまな行事が行われ、さらに文化交流が深まりました。今後も、日本からハンガリー語で情報発信することで、日本や日本文化への理解が一層深まると思います。
ハンガリーは、東欧諸国のなかで最初に経済の自由化を進め、安定した成長を続けている国ということがわかりました。意外にも日本との交流も盛んで、友好的な関係が続いていることはうれしい発見でした。今までは遠い国という印象でしたが、ぐっと身近に感じられるようになって、もっとハンガリーやハンガリー語のことを知りたいと思うようになりました。ハンガリー語翻訳によって、ビジネスと文化の両面で、ハンガリーと日本の関係がより良くなればと思います。
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