ハンガリー語はウラル語族のフィン・ウゴル語派ウゴル諸語に属する言語です。ハンガリー語の起源を巡ってはさまざまな議論があります。ハンガリー語に一番近い言語は、シベリアで話されているマンシ語とハンティ語です。ハンガリー人の祖先は、西シベリアの辺りからヨーロッパまでやって来たという説があります。
現在は世界に約1400万のネイティブスピーカーがいます。ハンガリー以外では、セルビアとスロベニアのハンガリー語のスピーカーが多い地方で、二つ目の公用語として認められています。
ハンガリー語の一つの特徴は「言語的純粋主義」です。外来語を避けて、ハンガリー語の範囲の中で意味を考え新しい言葉を作ることが多くあります。たとえば「パソコン」は英語の「computer」と全く違い、「számít(数える)」と「gép(機械)」を合わせて「számítógép」になりました。
文法的には、名詞に接尾辞をつけることが多く、日本語の助詞の「で、へ、から、に」などの意味を接尾辞によって表わします。ハンガリー語は独特の起源を持つ言語で、数あるヨーロッパ言語の中でも勉強が難しい言語だと言われています。 ハンガリーの有名な発明はルービックキューブです。