昨今、日本を訪れる外国人旅行者が増えています。なかでも、マレーシア人旅行者の数は急増し、2013年には前年比30%増の約12万人ものマレーシア人が来日しました。アジア各国の中でも英語の普及率が高いマレーシアですが、その母国語はマレー語です。日本人にとってなじみのうすい言語ですが、実はマレー語は日本人が学びやすい言語のひとつなのです。今後の需要アップも期待されるマレー語の学習を検討してみてはいかがでしょうか。
「日本・ASEAN(東南アジア諸国連合)友好協力40周年」の恩恵
2013年は「日・ASEAN友好協力40周年」のアニバーサリーイヤーでした。それを契機に2014年7月以降は、マレーシアから日本への短期滞在ビザの取得が不要になります。その影響は大きく、観光やビジネスを目的として来日するマレーシア人の増加が見込まれています。
1981年に、当時のマレーシア首相であるマハティール氏は、日本をはじめとするアジアの先進国に学ぼうという「ルックイースト政策」を推奨しました。その影響もあり、マレーシア国民は親日的です。最近のJ-POPや日本カルチャーの人気も相まって、多くのマレーシア人が「いつか日本へ行ってみたい」と夢描いています。そして、今回のビザ免除が、夢の実現の後押しをしているのです。
日本人が学習しやすいマレー語の特徴
日本にはマレー語の語学教室は少なく、気軽に通える環境がないため、「マレー語を学ぶ」という考え自体がほぼ存在しないのが現状です。しかし、マレー語は日本人にとって学びやすい言語のひとつです。なんとかコミュニケーションがとれる、という語学レベルまでは、自習でも比較的スムーズに習得できます。
マレー語の特徴として、まず、過去形や未来形などで動詞に変化がありません。時制は文の内容や時制を示唆する言葉(例:昨夜、3日前)で伝えられます。よって、英語のように動詞の変化形を覚える必要がありません。
また、日本人が苦手とする冠詞がなく、名詞の単数形や複数形もありません。使用頻度の高い単語を覚えて、とりあえず単語を並べることで、ある程度のコミュニケーションが成り立つのです。
学んだマレー語、どう使う?
言語は使うために学びます。また、使うことでさらに学んでいきます。近年増加しているマレーシア人旅行者に出会った際、学んだマレー語は必ず役立つでしょう。しかし、生のマレー語に触れたいと思ったら、やはりマレーシアに行くのがもっとも効果的です。 マレーシアは、3ヵ月以上の長期滞在ができる国として、非常に人気があります。最近では、マレーシアへ留学して英語を学ぶプログラムもあり、多民族国家として、マレー語や英語、中国語などのさまざまな言語・文化を学ぶ場所としても注目されています。マレー語学習が、将来の可能性や選択肢を広げるきっかけになるかもしれません。
また、マレー語はインドネシア語に非常に近く、マレーシア人だけでなく、インドネシア人とのコミュニケーションにも利用できるでしょう。
まずは、突破口としてあいさつ程度のマレー語を、いつでも使えるように準備をしておきましょう!
私の名前は花子です→「Nama Saya Hanako」(ナマ サヤ 花子)
ありがとう→「Terima kasih」(テリ マカシ)
じゃあ、またね!→「Jumpa lagi!」(ジュンパ ラギ!)
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