Aという言語をBという言語に訳出するのが翻訳能力です。翻訳者は、それに加え「クリエイティブ翻訳」スキルというものを求められる場合があります。
クリエイティブ(creative)とは、「創造力のある」「独創的な」という意味です。時に翻訳者の頭をも悩ませるクリエイティブ翻訳の必要性と、その効果について考えてみましょう。
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Aという言語をBという言語に訳出するのが翻訳能力です。翻訳者は、それに加え「クリエイティブ翻訳」スキルというものを求められる場合があります。
クリエイティブ(creative)とは、「創造力のある」「独創的な」という意味です。時に翻訳者の頭をも悩ませるクリエイティブ翻訳の必要性と、その効果について考えてみましょう。
一般に翻訳とは、原文の語句や文の意味および内容をできるだけ損なうことなく、他の言語に移し換えることをいいます。一方、クリエイティブ翻訳では単なる言語の置き換えにとどまらず、対象となる人に合わせて柔軟に作り変えることが求められます。
例えば、商品のキャッチコピーのような広告や、マーケティング資料。ただ字面だけをとらえて翻訳したのでは、伝えたいことのピントが外れ、意味のわからないものになりかねません。その翻訳が使用される国においても、伝えたい内容が同じ効果、同じ印象で伝わるべく作り変えるのが「クリエイティブ翻訳」です。
有能な翻訳者が、クリエイティブ翻訳にも優れているとは限りません。クリエイティブ翻訳は、通常求められる言語能力に加え、理解力や表現力、そして言葉のセンスが重要になります。
例として、「XYZ」という新商品の広告ドキュメントを英日翻訳する場合を考えてみます。まず、「XYZ」という商品の特徴、セールスポイントを的確に理解することが大切です。それにプラスして、キャッチコピーの能力も求められます。原文なしでもキャッチコピーが頭に浮かぶくらいでなくては、クリエイティブ翻訳を生み出すことは難しいでしょう。さらに、原文の内容だけでなく、その雰囲気をも維持して翻訳を作り出すセンスと柔軟な思考回路。翻訳者は、そんな頭の柔らかさをも求められるのです。
すでに国内向けのキャッチコピーが確立していて、それを海外へ向けて広めたい場合、クリエイティブ翻訳が効果的です。通常の翻訳では、原文の言語が正確に翻訳されることが優先され、誤訳や訳ヌケに細心の注意が払われます。一方、クリエイティブ翻訳では、対象言語が何語であれ、情報が有効に伝わる、かつ斬新な表現や言い回しであることが優先されます。誰をターゲットとしているか、何を伝えたいと思っているか、それこそ「クリエイティブ翻訳」が重点を置いている部分なのです。
いくらクリエイティブ翻訳と言っても、原文を無視するわけにはいきません。原文の趣旨、雰囲気は必ず汲まれていなくてはなりません。いっそのこと翻訳ではなく純粋なライティングの作業であれば、縛られるものがない分、創作作業は楽になるかもしれません。
単なる翻訳でもなく一から考えるライティングでもないクリエイティブ翻訳は、非常に難易度の高いテクニックが必要とされるのです。
アークコミュニケーションズの翻訳サービスは、ネイティブ翻訳が基本。合格率5%という厳しいトライアルに合格した200名以上のネイティブの翻訳者が在籍しています。言語能力だけではなく各専門分野の知識やビジネススキルを兼ね備えているので、お客様企業の事業やニーズにマッチした高品質な翻訳を提供できます。
翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。些細な内容でもご相談いただければ、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。
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