翻訳において、翻訳者と同等にその品質を左右するのが校正者です。翻訳物をチェックし、必要に応じて修正を入れ、正しい翻訳物を完成させるのが校正の役割です。
納品物として"Good"な翻訳を仕上げるのが校正作業。そして、その"Good"な翻訳を"Better"に、さらには"Excellent"まで品質を向上させるのも、校正作業なのです。
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翻訳において、翻訳者と同等にその品質を左右するのが校正者です。翻訳物をチェックし、必要に応じて修正を入れ、正しい翻訳物を完成させるのが校正の役割です。
納品物として"Good"な翻訳を仕上げるのが校正作業。そして、その"Good"な翻訳を"Better"に、さらには"Excellent"まで品質を向上させるのも、校正作業なのです。
翻訳終了後、さらに確認を行うのが校正者です。アークコミュニケーションズではネイティブ翻訳者が翻訳を行った場合は日本人翻訳者が、日本人翻訳者が翻訳を行った場合はネイティブ翻訳者が校正を担当します。そうすることで、それぞれの異なる視点から修正点を見つけることができます。
では、校正段階での基本的なチェック項目を挙げてみましょう。
・誤訳はないか
・訳ヌケはないか
・訳ブレはしていないか
・複数の翻訳者が作業を行った場合、用語が統一されているか
・用語集が適切に使用されているか(お客様から指定の用語集がある場合)
・固有名詞の訳語は正しいか
・文法にミスはないか
・数字は間違っていないか
この他にも、案件に応じて、ヘッダーやフッター、ページ番号、レイアウトの確認までもが校正作業に含まれることもあります。
校正作業では、原文と翻訳をすり合わせて必要に応じて修正を加えるため、語学力は必須です。原文の意図を翻訳に反映させていくには、深い理解力と、的確な言葉で表現する言語センスも求められます。
さらに、リサーチを行い正しい訳語の裏付けをとっていくきめ細かさ。日頃から、多くの文章にふれ、多数の翻訳経験がある翻訳者こそが、優れた校正者へとステップアップしていきます。しかし、残念なことに翻訳志望者が訳ヌケや誤訳のチェックをしながら勉強するケースが多く見受けられるのが現状です。校正は容易なものと考えられがちですが、翻訳の質を大きく左右するのが校正であるという認識を新たにするべきでしょう。
数字や訳ヌケ、スペリングなどは、間違っていれば一目瞭然であり、ある程度の語学力と注意力があれば対応できます。しかし、ワンランク上の校正となると、原文の意図を汲みとった上で、ベストな翻訳を決定することが求められます。そのために、ときには「間違ってはいない翻訳」を変更する必要性が出てきます。確実な根拠と自信がなくては躊躇される難しいところです。
しかし、そのような上質な校正作業こそが、翻訳の品質アップの鍵になるのです。
翻訳者に比べると、地味なイメージがある校正者ですが、上質な翻訳には上質な校正が欠かせません。
校正をしながら勉強して翻訳者になるのではなく、良い翻訳者が校正者として活躍の幅を広げる。この流れが広まり定着していくことが、今後の翻訳業界全体のレベルアップにもつながっていくことでしょう。
アークコミュニケーションズの翻訳サービスは、ネイティブ翻訳が基本。合格率5%という厳しいトライアルに合格した200名以上のネイティブの翻訳者が在籍しています。言語能力だけではなく各専門分野の知識やビジネススキルを兼ね備えているので、お客様企業の事業やニーズにマッチした高品質な翻訳を提供できます。
翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。些細な内容でもご相談いただければ、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。
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