今日のグローバル社会においては、様々な場面で通訳者が必要となります。しかし、「通訳」と一口に言っても、そのタイプは多岐に及びます。ここでは、そんな数多く存在する通訳者の中から、自分の求める条件にピッタリ合う人材を見つけるために心に留めるべきポイントを、様々な角度からご紹介します。
3つの通訳者の分類
まずは、三つの視点から通訳者を分類してみます。
1. 言語
それぞれの通訳者には、専門とする言語があります。需要が多い英語や中国語を扱う通訳者の数は多いのに対し、需要が少ない言語を専門とする通訳者の数は比較的少ないため、そのような言語の通訳者を必要とする際には早めに準備を始める必要があります。
2. ジャンル
大抵の場合、通訳者は専門とするジャンルを持っています。ビジネス通訳、会議通訳、放送通訳、コミュニティー通訳などです。必要とされる分野での通訳者としての経験が豊富な人材を選ぶと、安心して仕事を任せることができます。
3. 手法
通訳の手法には、話者がある程度の内容を話したところで通訳者がその内容を発信する逐次通訳、話者の話す内容を聞きながら同時にターゲット言語へと訳する同時通訳、同時進行で話者の話した内容を聴き手の耳元でささやくように訳するウィスパリングなどがあります。
通訳会社に何を期待するのか
多くの通訳者を揃える通訳会社は、通訳者を探す際の強い味方です。しかし、数多く存在する通訳会社の中から一つを選ぶ際には、どのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか。
1. 信頼性
ホームページを見ただけではその会社が本当に信頼できるのかどうかを判断することはできません。担当者と直接話をして、色々な質問をしましょう。その際、相手の返答に具体的な根拠があるのかどうかもきちんと確認しましょう。それが信頼できる会社であれば、担当者は誠意をもって対応してくれるはずです。
2. 通訳の質
通訳会社の雇用する通訳者の質は、何といっても大事な要素です。会社がどんな採用基準を設けているのか、通訳者に恒常的なスキルアップを要求しているのか、そしてどうやってそれを確認しているのか等、様々な観点から通訳者の質を確認することができます。
3. 経営方針
料金システムを他の会社と比較することはもちろん、他にもキャンセル料や何らかの理由で通訳者が現場に現れなかった場合の補償に関するポリシーなどを、前もってきちんと確認することが大切です。
4. カスタマーサービス
丁寧でプロフェッショナルな応対、緊急時やクレームに対する対応など、カスタマーサービスの質も注目すべき点です。通訳会社の中には、通訳業だけでなく様々な関連サービスを提供しているところもあるため、よく確認するようにしましょう。
個々の通訳者の質を見極める
通訳会社の質を確認することも大切ですが、実際に業務に当たる個々の通訳者の質はどのように見極めることができるのでしょうか。
良い通訳者が持つ性質には様々ありますが、そのうちの一つが情報収集能力にあると言えます。通訳業務において、対象となるビジネスに関する背景知識は大変重要です。そのため、通訳者はクライアントとよくコミュニケーションを取り、十分な情報を得る必要があります。コミュニケーションを取りたがらない、積極的に質問をしないといった様子が見られる通訳者には、少し注意する必要があるかもしれません。
まとめ
通訳者は、グローバルビジネスにおいてその行方を左右する重要な役割を担います。ビジネスを成功に導くためには、クライアントとして通訳者を雇う際、通訳会社の選択から通訳者の評価に至るまで積極的に見ていきましょう。
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