現在、様々な製品がグローバルに取引されており、そこには常にそれらの製品のテクニカルマニュアル(取り扱い説明書)の翻訳に対する需要が発生しています。しかし、テクニカルマニュアルの翻訳は、一歩間違うと解読不能な専門用語のオンパレードなどということになりかねません。今回は、適切にテクニカルマニュアルを翻訳するための、4つのコツを紹介していきます。
1. 翻訳者の能力を確認せよ!
まずは、翻訳にあたるチームのメンバー(例えば、翻訳者、編集者、校正者など)が、翻訳されるドキュメントの内容に対して適切な経験や能力を保持しているということを確認しましょう。翻訳経験だけでなく、その分野での実務経験や対象となる言語または文化の背景知識なども、的確で正確な翻訳を達成する上で欠かせないファクターです。その分野の最新の語彙に精通しているということも、大切なポイントとなります。
2. 自分の要求を明確に伝えること
いつまでに完成させてほしいのか、翻訳が必要な範囲はマニュアル全体なのか、それとも一部だけなのかなど、翻訳を依頼する際には自分の要求をクリアにすることが大切です。そうすることで、依頼される側も正確な見積もりとタイムラインを提示することができます。
3. 製品に実際に使用されているワードは原文のままに
ユーザーの混乱を防ぐためにも、マニュアルに記載されるワードと実際に製品に使用されているワードの表記は統一する必要があります。どのワードを原文のままに残すべきなのかということも、翻訳を依頼する際に明確に伝えましょう。
4. 過去に翻訳されたマニュアルを確認する
使用語彙の統一などを図るためにも、自分の会社で過去に翻訳されたテクニカルマニュアルにはきちんと目を通しましょう。もし、翻訳メモリ(TM=Translation Memory) が存在すれば、マニュアルの正確性と統一性を保ち、新たなドキュメントの翻訳にかかる費用を削減することができます。もしまだTMがないのであれば、翻訳者に作成を依頼しましょう。
まとめ
テクニカルマニュアルの翻訳には、翻訳のスキルと共に高い専門知識が不可欠です。またそれだけでなく、ユーザーにとっての使いやすさを考慮した様々なポイントをカバーする必要があります。今回紹介した4点を参考に、もう一度あなたの会社のテクニカルマニュアル翻訳について見直してみてはいかがでしょうか?
翻訳はアークコミュニケーションズにお任せください
アークコミュニケーションズの翻訳サービスは、ネイティブ翻訳が基本。合格率5%という厳しいトライアルに合格した200名以上のネイティブの翻訳者が在籍しています。言語能力だけではなく各専門分野の知識やビジネススキルを兼ね備えているので、お客様企業の事業やニーズにマッチした高品質な翻訳を提供できます。
翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。些細な内容でもご相談いただければ、ご要望に寄り添った適切なソリューションをご提案いたします。