こんにちは。アークコミュニケーションズで翻訳事業を担当している芳森です。
先日、ピョンチャンオリンピックの閉会式が開かれ、17日間の会期に幕が下ろされました。今回のオリンピックでは思わしい結果を得られませんでしたが、先日ブログを書いたスキージャンプと同じノルディックスキーに分類され、オリンピックで12もの種目を持つクロスカントリースキーについて書きたいと思います。
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こんにちは。アークコミュニケーションズで翻訳事業を担当している芳森です。
先日、ピョンチャンオリンピックの閉会式が開かれ、17日間の会期に幕が下ろされました。今回のオリンピックでは思わしい結果を得られませんでしたが、先日ブログを書いたスキージャンプと同じノルディックスキーに分類され、オリンピックで12もの種目を持つクロスカントリースキーについて書きたいと思います。
クロスカントリースキーは元々北欧の冬場の移動手段でしたが、18世紀にはスポーツとしての大会が開かれるなど、早くから競技化が進みました。
このことから、「スキー競技の原点」「スポーツの王様」などと呼ばれることもあります。冬季オリンピックでは、1924年の第1回シャモニー大会から、男子種目が採用されました(女子種目の採用は、この年からおよそ30年後のオスロ大会からとなります)。
クロスカントリースキーの魅力の一つはコースにあります。移動手段という成り立ちゆえ、コースは下り坂あり上り坂ありと起伏に富んでいます。そのため、観客はアルペンスキーのような斜面を滑降するスキー競技では見られない、急坂をヘリングボーン(開脚登行)で登るような特別な選手のアクションを堪能できます。
コース同様、ルールもバラエティ豊かです。「男子15km」や「女子10km」などは「インターバル・スタート」という時間差をつけて滑り出すスタートを採用しています。このほか、「マス・スタート」という全員が一気に滑り出す競技や、「スプリント」という周回コースを周るもの、前半はクラシカル走法で後半は自由に滑る「パシュート」などもあります。一言で「クロスカントリースキー」と言っても、このようにさまざまなルールがあり、その結果生み出される競技の違いを楽しむことも、また醍醐味だと言えるでしょう。
ノルディックスキーの用具が日本に持ち込まれたのは1916年と言われています。そこからわずか10年あまり後の1928年、サンモリッツ大会ではすでに6人の日本人選手が競技に参加しています。第1回のシャモニー大会にも日本は出場する予定があったようですが、残念ながら関東大震災の影響などで見送られたようです。
サンモリッツ大会の最高順位は永田実選手の24位(50km)で、海外勢には遠く及びませんでした。現在も欧州の選手が強いクロスカントリースキーですが、今後は日本人選手の活躍も期待したいところです。
クロスカントリースキーは国や地域によってさまざまな呼び名があります。英語では「Cross-country skiing」ですが、ここでいう「country」は「国」ではなく、「土地、田野」などの意味です。雪原を横切っていく選手たちを思わせる名称ではないでしょうか。
一方、ドイツ語では「langlauf」。「lang」は英語で「long」、「lauf」は英語で「run」の意味ですので、合わせて「long run(長距離走)」という意味になります。また、フランス語は「ski de fond」。「fond」は「奥」や「深い」という意味になりますので、「山奥、山深いところでやるスキー」という意味です。イタリア語もフランス語と同様の意味で「sci di fondo」と表します。
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