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実は詩人や歌手としても活動した! 『昆虫記』の作者・ファーブル

2017-07-06 11:15
実は詩人や歌手としても活動した! 『昆虫記』の作者・ファーブル

こんにちは、子どもの頃は虫が好きだったナホです。

昆虫研究の第一人者といえば『昆虫記』などで知られるファーブルですよね。

彼は博物学者としてだけでなく詩人としても活動していたのだとか。自然を愛したファーブルの生き方と昆虫研究の実績について、調べてみました。

教師からスタートしたファーブルのキャリア

日本では子ども向けの書籍などで"昆虫博士"として知られるファーブルですが、彼が本格的に昆虫の研究をメインの仕事にできたのは、実は50歳を超してからのことでした。 それまでは昆虫への強い興味を持ちながらも環境がゆるさず、物理学や化学の教師として生計を立てていたのです。

生家が貧しかったため、幼少期は都市部から離れた祖父の家で過ごしたというファーブル。しかし後のキャリアにつながる昆虫への興味は、この頃の自然豊かな環境のおかげであったとも言われています。

ファーブルは幼い頃から語学への関心も強く、母国語であるフランス語の他に、ラテン語やギリシア語も堪能でした。その後は師範学校を主席で卒業、キャリアアップのために数学や物理、化学などの知識を独学で習得するなど、勉学への意欲も旺盛。この頃のファーブルにとっては、昆虫の研究は仕事と言うより趣味だったのです。

自宅の庭で昆虫の研究に没頭

昆虫の研究がファーブルの本職となったのは、56歳でセリニアンという小さな村に移り住んで以降のことでした。引っ越した家の裏には1ヘクタールくらいの広さの庭があり、ファーブルはそこに世界各地から取り寄せた植物を植えて仕掛けを作り、昆虫の研究に没頭しました。『昆虫記』の執筆に注力したのもこの頃からだと言われています。

繁殖期になると昆虫のメスがフェロモンを出してオスを呼び寄せるというのは周知の事実ですが、当時はまだその仕組みが解明されておらず、ファーブルがオオクジャクヤママユを使った実験によって初めて解明したものです。ほかにもフンコロガシが子育てをする方法やハチの帰巣本能、獲物の捕らえ方についても、詳細な実験によって明らかにしました。

"It's to know to see.(見ることは知ることだ)"というフランス語の名言の英語訳からも分かるように、ファーブルは観察を大切にし、昆虫の行動とその裏側にある本能について深く考察しました。こうした日々の研究と考察を記録したのが、いまや多くの言語に翻訳され、グローバルに知られる『昆虫記』だったというわけです。

知られざる詩人や歌手としての顔

ファーブルが詩人や歌手としても活躍していたというのは、あまり知られていない事実かと思います。彼が生きた19世紀のフランスでは、南部の一部の地域で使われていたフランス語の方言である「オック語」が排斥されようとしていました。ファーブルはこの動きに反対し、オック語の詞を書くことでこの言葉を守ろうとしたそうです。

このような文学者気質が影響してか、『昆虫記』の文体にも研究記録とは思えない文学的な表現も多く、ファーブルにはノーベル文学賞を贈るべきだという声もあるほど。『昆虫記』がこれほど評価された背景には、読み物としての面白さもあったのですね。

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