グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。
最近、同僚のナホさんが書いた「マレーシアの国花・ハイビスカス」に関するブログ記事を読んでいたら、国花に興味が湧いてきました。
先日、ホームセンターのガーデニングコーナーを通りがかったときのことです。夏らしい黄色の花が目にとまり、「これはハイビスカスだな」と予想しましたが、念のためにと確認したところ、鉢には「ムクゲ」という名前が書かれていました。あまりよく知らない花だったので、気になって調べてみると、ムクゲは韓国の国花だったのです!
韓国の「ムクゲ」とは
韓国語だと「ムクゲ」は「무궁화 (ムグンファ)」となるようです。漢字では「無窮花」または「木槿」と書かれ、「世界の国花・日本の県花」Webサイトによると、散っては咲きを繰り返して長く咲き続けることに由来する名前だそうです。「Seoul TOUR」Webサイトでは、韓国の国花として詳しくムクゲについて紹介されていました。ところが残念なことに、ムクゲが韓国の国花に指定された経緯について正確な資料は残っていないと書かれていました。
同Webサイトによると、昔から朝鮮列島全域に咲いていた花で、長きにわたって韓国の人々に愛されてきた花のようです。高麗時代には「槿域(グンヨク)」「槿花郷(グンファヒャン)」という国の呼称も存在し、これは「ムクゲの国」という意味になるそうです。ムクゲはまさに韓国の歴史とともにある花という印象を受けました。
ムクゲの花言葉と花の特徴
ムクゲの花言葉は「一途な心」「粘り強さ」だそうです。その言葉が表すとおり、寒さに強く、丈夫な花木とのこと。また、一斉に花が咲いて一斉にその花が落ちるのではなく、次々と新しい花を咲かせることで、長期間にわたって咲き続けるという特徴に由来する花言葉のようです。7月から10月が開花時期とのことなので、夏休みを利用して韓国旅行をすれば、現地でムクゲの花に出合うことができるのではないでしょうか。
ムクゲの花には5枚の花びらがあり、白色や紫色、薄いピンク色などのさまざまな色合いがあるそうです。韓国政府はムクゲの花の中でも、中央が赤く染まっている一重咲きの品種を普及品種にしているよう。「東洋のハイビスカス」と呼ばれることもあるそうなので、私が最初にムクゲをハイビスカスと予想したのも、あながち遠くなかったということですね!
韓国国民に愛されるムクゲ
長きにわたって韓国の人々に愛されてきたムクゲが、現代においても大切にされていることを実感できる事実を見つけました。なんでも、韓国では、ホテルのランクを示すのに星ではなく、ムクゲが使われているそうなのです。「五つ星ホテル」ではなく「五つムクゲホテル」といったところなのでしょうか。そのほかにも、韓国の国章や名誉を称える勲章には、ムクゲの花のモチーフが使われているそうです。
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