グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。
同僚のナホさんが書いた「ギリシアの国花・アカンサス」に関するブログ記事を読んでいたら、国花に興味が湧いてきました。
アパートの隣人から、先日インドネシア土産でジャスミンティーをいただきました。正直、香りが強い紅茶は苦手なのですが、せっかくだしと思い淹れてみることに。これが驚くほどおいしいのです! さっぱりした口あたりとほのかな香りが、すっかりやみつきになりそうです。そこで、インドネシアの国花でもあるというジャスミンについて、調べてみることにしました。
インドネシアの国花「ジャスミン」
インドネシアの国花は、Webサイト「世界の国花・日本の県花」によると、「マツリカ」となっています。漢字では「茉莉花」と書くようです。名前としては親しみのある「ジャスミン」というのは、このマツリカの別名とのこと。インドネシア語では、「melati(メラティ)」となるようです。「みんなの花図鑑」Webサイトでは、この花はインドのベンガル語で「mali(マリ)」と呼ばれ、そこから「茉莉」の漢字があてられ、茉莉花と呼ばれるようになったという説が紹介されていました。
私はジャスミンの花がどのような花なのか知らなかったのですが、調べてみると、白くて小さな花なのですね。ジャスミンの花は、夜に開花して昼ごろまで咲いているそうです。
インドネシア初代大統領スカルノも愛したジャスミン
インドネシアとジャスミンの花についてWeb検索していて、戦争中に渡辺はま子さんが歌って日本でヒットしたという『愛国の花』という歌のエピソードを見つけました。なんでも、インドネシアの初代大統領のスカルノがこの歌を大変気に入り、自らこの歌にインドネシア語の歌詞をつけたということなのです。タイトルはインドネシア語で「Bunga Sakura(ブンガ・サクラ)」。「Bunga(ブンガ)」というのはインドネシア語の「花」にあたるとのことなので、日本語にすると「桜の花」となるのでしょう。そして、歌詞の日本語訳を見てみると、「きれいな桜は日本の花、日本人が愛でている。ジャスミンはインドネシアの花、インドネシア人が愛でている」とあります。インドネシアにおけるジャスミンは、日本での桜のように人々に愛されている花だということがよくわかります。
また、ジャスミンはインドネシアの結婚式やお祝いの場には欠かせない花のようで、民族衣装で着飾った新郎新婦がジャスミンの花飾りをつけていることもあるのだとか。そのほか、流通している500ルピアの硬貨にもジャスミンの花が使われているそうです。
インドネシアでは、お茶といったらジャスミンティー
ジャスミンの特徴は、なんといっても南国のエキゾチックで魅惑的な芳香とのことです。ジャスミンティーの香りづけに使われるのはもちろん、お香でもジャスミンの香りは定番のようですね。インドネシア語だとジャスミンティーは「teh melati(テ・メラティ)」。ネット上のインドネシアお土産ランキングでも、ジャスミンティーが上位に入っているのをよく見かけます。
意外なことに、ティーバッグの場合を除いて、インドネシアの緑茶やジャスミンティーは加糖されていることが多いようです。
ジャスミンの香りはインドネシアの香り
日本のお土産として桜の香りやフレーバーの商品が喜ばれるように、ジャスミンの香りはインドネシアの香りなのですね。インドネシアはお茶の産地ということで、ジャスミンティーのほかにもバニラやアップルなど、フレーバーティーが充実しているとのこと。コーヒー派の私ですが、なんだか紅茶にも興味が沸いてきました!
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