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まさに"高嶺の花"! ネパール国花・シャクナゲは危険な植物だった!?

2016-09-01 10:43
まさに

こんにちは、ナホです。今年の8月11日は、初の「山の日」でしたね。

実はネパールの国花であるシャクナゲは、現地の山ガールたちにおなじみの"山の花"なのだそう。

実は「高嶺の花」の語源であるとも言われるシャクナゲの花の、意外な秘密に迫ってみました。

シャクナゲの赤はネパールの国の色

日本でもマンションや一般家庭の庭などでよく育てられているシャクナゲ。華やかで存在感のある花を咲かせることから「花木の女王」と呼ばれ、親しまれています。

ピンク色、白、黄色などさまざまな色がありますが、ネパールで国花とされているのはラリーグラスと呼ばれる赤い色のもの。ネパールの人々にとって赤は国旗にも使われているほど思い入れの深い色。航空機やスポーツチームのユニフォームなど、さまざまなところで見ることができます。

シャクナゲのヒラヒラとした花びらは、まるでドレスのフリルのよう。美しい反面どことなく気高く近寄りがたい雰囲気から、「高嶺の花」の語源はこのシャクナゲだとも言われているのだそう。

シャクナゲが育ちやすいネパールの山々

シャクナゲの花は、ネパールの山ガールたちの間でもおなじみの花。3月ごろのゴレパニのトレッキングコースには一面にシャクナゲが咲き乱れるとして、これを目当てに山登りをする人も多いそうです。

枝が均等に伸びるため花木としては育てやすい反面、直射日光や湿気に弱く高温が続くと枯れてしまうこともあるなど、デリケートな面もあるシャクナゲ。3月ごろのネパールの山は、シャクナゲにとってベストな生育条件を満たした類まれなる環境と言えるでしょう。

トレッキング中はシャクナゲをはじめとする植物が鑑賞できるのはもちろん、ヒマラヤ山麓に広がる美しい村の景色も存分に楽しめます。ゴレパニ・プーンヒルはツアーなども多数組まれており、高山病の危険も少ないオススメのコース。この季節にネパールを訪れるときには、ぜひ行ってみてください。

食べてはいけない! 強い毒をもつシャクナゲの葉

英語では「rhododendron(ロードデンドーラン)」と呼ばれるシャクナゲ。実は葉に「ロードトキシン」という有毒物質を含み、食べると吐き気をもよおしたり、呼吸困難に陥ることもあるという、危険な植物なのです。

そのせいもあってか、シャクナゲの花言葉は威厳、警戒、荘厳など、かわいらしい見た目からはおおよそ想像できないようなものばかり。山登り中に見つけても、間違っても口にしないようにしてくださいね。

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