こんにちは、英語勉強中のナホです。暑い日が続く夏、恋しくなる色といえばブルーですよね。
ドイツの国花・ヤグルマギクは、まさに「極上のブルー」と言える上品さ。そんなヤグルマギクに隠された由来や秘密を調べてみました。
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こんにちは、英語勉強中のナホです。暑い日が続く夏、恋しくなる色といえばブルーですよね。
ドイツの国花・ヤグルマギクは、まさに「極上のブルー」と言える上品さ。そんなヤグルマギクに隠された由来や秘密を調べてみました。
ヤグルマギクは、さわやかなブルーが美しいドイツの国花。その名のとおり花が矢車のような形をしていることから、このように呼ばれるようになりました。
矢車とは、端午の節句であげるこいのぼりのてっぺんについているアレ。矢のような花弁が放射状に並ぶ様子は、まさに矢車の形にそっくりですね。
ヤグルマギクが日本にやってきたのは明治時代。手軽に育てられるので全国に広まり、今では初夏の風物詩に。青色のほかにも赤、白、黄色、ピンク色などさまざまな色の花をつけることでも知られています。
さかのぼること19世紀、ドイツ(プロイセン)はナポレオンの侵攻にあっていました。首都のベルリンから逃れた当時の王妃・ルイーゼは、身を隠すために子どもである王子たちと麦畑に入ることに。 まだ小さな王子たち、畑の中でじっとしていられるわけもありませんよね。そこで王妃は近くに生えていたヤグルマギクで冠をつくり、王子たちをあやしていたのです。
このときの王子の一人が、なんとのちに初代ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世となる男の子でした。彼は皇帝になってからも王妃から頭にのせてもらった花冠の思い出が忘れられなかったのでしょう、ヤグルマギクの花を皇帝の紋章に決めたのでした。
このようなエピソードから、ヤグルマギクは「皇帝(カイゼル)の花」と呼ばれ、上品で気高い花として貴族から親しまれるように。同時期に活躍した小説家・ノヴァーリスが著した『青い花』も、ヤグルマギクのことだと言われています。
じつはこのヤグルマギク、ほかの国でも王様や王妃など、身分の高い方々から愛された花なんです。 古くは古代エジプト王・ツタンカーメンが王墓に飾らせ、フランス王妃・マリー・アントワネットもヤグルマギクが描かれた食器を愛用していたのだとか。
トウモロコシ畑のわきによく生えていたことから、英語では「コーンフラワー」と呼ばれていたこの花。イギリス人たちも神秘的なブルーに魅せられたようで、最高級のサファイヤの色味を「コーンフラワーブルー」と呼んでいるそうです。
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