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世界のお菓子リポート【ベルギーのキュベルドン】│派遣女子会グルメブログ おいしい英語

世界のお菓子リポート【ベルギーのキュベルドン】

旅する派遣女子けい子・世界のお菓子をリポート・今回は【ベルギーのキュベルドン】

~旅先からお菓子レポート~

ミサキちゃんと同じ職場のけい子です。英文事務と翻訳のお仕事をしていますが、ベルギーを旅行中です。ベルギーはフランス語とオランダ語を話す国で、ベルギーで話されるオランダ語はフラマン語と呼ばれます。

市場で面白いお菓子を見つけました。キュベルドンといい、別名はノウシュ。フラマン語で「円錐=鼻」という意味なのだそうです。確かに私の鼻ぐらいの大きさがあります。

フラマン語で『円錐形=鼻』

キュベルドンはベルギーでは伝統的なお菓子として有名で、円錐形をしています。伝統的なフレーバーはラズベリーですが、ストロベリーやレモン、オレンジ、ピーチ、チェリー、バナナ、ローズやピスタチオ、コーヒー...などカラフルなお菓子です。

外側のガリっとした砂糖の殻を割ると、中からトロンとした濃いめのシロップが出てきます。香りがギュッと詰まっている感じのシロップです。キュベルドンはどちらかといえばたくさん食べるというよりは一つ二つくらいをじっくりと味わいながら食べる上品な砂糖菓子とされます。

現在ではレシピについての詳しい記録がないため、手作りで再現するのはとても難しいとされています。ベルギー国内であっても、昔ながらの製法で作っているのはごくわずかなキャンディメーカーだけだそうです。技術に自信のあるパティシエさんだけが作れる、アルティザン・スイーツなのだそうです。

19世紀頃にここベルギーのブリュージュで聖職者によって作られたのが始まりであるという説や、1873年頃にゲントにある薬屋で、シロップ入りの喉薬をコーンフラワーの箱に放置していたために固まってしまい、それを食べたところ、とてもおいしかったのでベルギー国内で販売されるようになったという説があります。

そのままかじって中のシロップを味わうほかにも、冷やして、または凍らせて食べるという方法もあるそうです。またホットの紅茶やコーヒーに入れて飲むと美味しいと聞きました。こんどやってみようと思います。

お菓子ノート・メモ【ベルギーのキュベルドン】

出会った街:ブリュージュ

発祥の地:ベルギー フランダース地方

語源:フランドル語(ベルギーのオランダ語)

いろいろな言語表現:cuberdon(蘭・仏)

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