世界のお菓子リポート【スペインのチュロス】
July 11, 2016
旅する派遣女子けい子・世界のお菓子をリポート・今回は【スペインのチュロス】
~旅先からお菓子レポート~
ミサキちゃんと同じ職場のけい子です。英文事務と翻訳のお仕事をしていますが、いまはスペインを旅してます。今回はチュロスについて紹介したいと思います。
チュロスはチュロとも呼ばれ、スペイン・ポルトガル・モロッコ・ラテンアメリカ各国で広く食べられている揚げ菓子です。チュロの起源については諸説あり、代表的なものはスペイン起源とポルトガル起源のようです。
羊の角を意味するチュロス
スペインの起源説は、スペインの羊飼いが長期に渡る野外生活の中で始めた、簡易にできるパンの代用としてチュロが作られ始め、チュロという名前も羊のナバホ・チュロの角にこの揚げパンが似ていることから名付けられたというものです。
17世紀にはスペインでチュロ作りが職業として確立されていて、1621年の文献にチュレロ(churrero:チュロ職人)がチュロの値上げを申請した記録が残っているというから、その歴史の長さに驚きです。
一方、ポルトガルの起源説は、16世紀初頭に明に到達したポルトガル人により、中国の揚げパン、油条を知りそれを模したものとしてチュロが作られ始め、そのあとにスペインにも広まったというものです。
諸説はあるようですが、スペイン・ポルトガルにとって新大陸へ持ち込まれ、ラテンアメリカ各国でも様々に発展し広まっていった、というのがチュロスの歴史のようです。
現在の作り方は、小麦粉と水と少量の砂糖・塩を混ぜた生地を、"星型"の絞り器から絞り出して揚げ、はちみつ・砂糖・シナモンなどをまぶして食すのが一般的です。
なぜチュロスは星型なのかというと、チュロスを完全な円柱にしてしまうと、「揚げた際に内部の固まっていない生地が急激に膨張し、爆発を起こし油が飛び散る危険があるため」だそうです。
星型にして表面積を大きくすることで、油から素早く熱が伝わって均等に固まり易くなり、生地の外へ水分を放出・蒸発させ、膨張を回避しているということだそうです。
文章にするとなんだか小難しいですが、要は丸いと揚げた時に爆発して危ないから星型にしたよ!ということみたいです。
お菓子ノート・メモ【スペインのチュロス】
出会った街:グラナダ
発祥の地:スペイン?
語源:スペイン・ポルトガル
いろいろな言語表現:Churro(西・葡)/ churros(英語)/ チュロス(日)
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