仕事の"楽しさ"はスポーツの"楽しさ"に通じる
August 25, 2020
環境が変化するときにチャンスが生まれる
アークコミュニケーションズが掲げる基本理念の「バリュー」のひとつに、「楽しく、正しく、新しく」とあります。この「楽しく」ということについて少し考えてみたいと思います。
仕事をして「楽しい」と言うのは、映画を見て、「あー、楽しかった!」と言うのとはちょっと違います。スポーツを楽しむのに近いかもしれません。
まず、スポーツはしている最中に「ずっと楽しい」ということはありません。むしろ、苦しい時間の方が多いくらいですよね。ただし、
うまく行ったときの満足感、
プレーが終わったときの達成感、
仲間に祝福されたときの連帯感......
数え上げると切りがないのですが、そういう楽しさが、練習での苦しさを吹き飛ばしてくれます。能動的に自分で動いて、継続する楽しみを見出す、それが大事です。
ビジネスはお金が絡んでくるので、お金を生み出す必要があるという、ある意味与えられた環境で楽しむ能力が必要です。わたし自身、今は仕事がとても楽しい。しかし、正直なところ、売上は下がるし、新型コロナウイルス感染の先行きが見えないので、会社や世の中の状況が決していいわけではありません。それでも楽しいのはなぜか?
それは、こういう環境が変化するときにチャンスが生まれる、と知っているからです。事実、まだ日の目は見ていませんが、アークコミュニケーションズでは、販促方法を変えてみる、新しいサービスを考える、新しい仕組みを導入する、などの新しい試みが増えてきています。
それなりにビジネス経験が長いわたしは、このような新しい試みが生まれているときは、必ず会社が上向きになることを知っています。だから、そのことを考えるとワクワクし、楽しいのです。いえ、もっと単純なこと。新しいことを試すこと自体が楽しいのです。
「新しい試み」は「to try new things」
ちなみに、「新しい試み」を英語では何と言うと思いますか?
直訳すれば、「new try」「new trial」「new attempt」「new experiment」がすぐに思い浮かびますが、これらは、ここで言う「新しい試み」のニュアンスと少し違うような気がします。この「新しい試み」には、「新しいことをやってみる・挑戦する」という意味合いが含まれています。
だから、上記の英語の中で一番近いのは「new experiment」でしょうか。「new experiment」は、直訳すれば「新しい実験」という意味になります。ビジネスの文脈でも使えなくはないのですが、少し科学的なイメージもあり、ここで伝えたい意味にはあまり相応しくない気がします。一方で、「new try」「new trial」「new attempt」を使うと、「新しい挑戦」というより「一回失敗したことに再挑戦」「もう一度トライする」というニュアンスになります。
むしろ、「新しい試み」という名詞を使うより、動詞に変えた方が自然に表現できそうです。具体的には、「to undertake something new」「to try new things」「to try out new ideas」「to experiment with new concepts」などが考えられます。
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