慌ててつくった経営理念を再定義 │ アークコミュニケーションズ翻訳会社の社長ブログ

マリコの経英~楽しく正しく新しい翻訳会社の経営「慌ててつくった経営理念を再定義」

慌ててつくった経営理念を再定義

マリコの経英,経営理念

マリコの経営英語:「経営理念」

「経営理念」の英訳としては、「Corporate Philosophy」が一般的に使われています。「Philosophy」という言葉が使われていると、「理想的」というイメージも思い浮かぶため、その企業にとってポジティブな印象につながります。最近では、「Our」を「Corporate」の代わりに使う例も増えてきました。これは、会社とお客さまの関係を一人称「We」(弊社)と二人称「You」(お客さま)の関係に替えて、親しみのあるブランディングを築く方法と言えるでしょう。「Our」を使った表現は何パターンもありますが、「Our Philosophy」や「Our Vision」「Our Goal」が人気です。

※この文頭コラムでは毎回、ブログ本文に出てくるキーワードに関する英語のTipsを掲載します。

10分でつくった基本理念を12年間使い続ける

実は、弊社アークコミュニケーションズは慌てて創設した関係で、会社の理念をじっくり練っている時間がありませんでした。たぶん10分もかけずに「7つの基本理念」としてまとめたのが以下の内容です。

・私たちは、顧客の立場にたって、プロフェッショナルな観点から、ソリューションを提供します。
・私たちは、的確、効果的、効率的に情報を伝えるコミュニケーションサービスを提供します。
・私たちは、10人から1回ずつ依頼をいただくより、1人から10回依頼をいただく仕事をします。
・私たちは、大きな視野を持ちながら、ひとつひとつ目の前の仕事を周到に進めます。
・私たちは、正しいことが何かを常に心に問いかけながら仕事を行います。
・私たちは、変化に対応できることが重要だと信じ、新しい仕事やしくみに積極的に取り組みます。
・私たちは、会社と自分と社会の幸せを増やしながら仕事を続けます。

時間をかけなかったことが功を奏したのでしょうか、わたしが普段から大事に思っている内容は、この7つに結構網羅されていると思います。個人的には大変気に入っている基本理念なので、これを創業以来12年使い続けてきたのですが、「時間をかけなかった」ことだけがずっと心の奥にひっかかっていました。

確かに、「お金をかけてミッションステートメントを作る会社もあるのに」とか「会社の根幹なのに手抜きだったかな?」と思わなくはありません。それでも、内容に問題があるとは思っていなかったので、そのまま放っておきました。

会社のフェーズに合わせて基本理念を再定義

しかし去年から、役員や事業部長と相談しながら「Vision」「Mission」「Values」というカタチで、会社の基本理念を再定義したのです。

「なぜ、このタイミングで?」と思われる方は多かったと思いますが、それはわたし自身が「会社のフェーズが変わりつつある」と強く感じていたのだと思います。社員が50名に届こうとしている中、さらに一段と大きくなるためには一旦ここで立ち止まって、今まで築き上げてきたものを整理整頓する必要を感じたのでしょう。

さて、実際に作ってみたところ、創業のころから言い続けてきたことのエッセンスを整理して作ったものですから、これがまた目新しくもなんともない。

そこでふと思ったのは「基本理念は新しくてはダメ」ということでした。なんでも新しいことが大好きなわたしですが、そこはグッとこらえて。

基本理念は、社員にとって馴染みがあることが重要なんです。そして、それを明確なカタチにして内外に発信することで、あらためて日々目指していることを確認し、それを実践する環境を整えることこそが大事なのです。

Vision
広がるビジネス、深めるコミュニケーション
Communicate Locally, Market Globally

Mission
お客様の思いや本質を、わかりやすく世界に伝える

Values
- 3つのP
私たちは、常に3つのP(Professional、Proactive、Profit)を考えながら仕事をします
- 楽しく、正しく、新しく
私たちは、会社と自分と社会の幸せのために、楽しく正しく新しく仕事をします
- 1+1=3
私たちは、自立しながら協調しあい、1+1が3になるような仕事をします
- 同じ船に乗る
私たちは、お客様と同じ船に乗り、ゴールを目指して仕事をします
- 10人より10回
私たちは、10人から1回ずつ依頼をいただくより、1人から10回依頼をいただく仕事をします

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これでようやく基本理念が完成したわけですが、長年、「時間をかけなかったこと」がひっかかってきたわたしとしては、この基本理念の再定義に要した長い道のりについても、折に触れて紹介したいと思います。

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