2014年冬季オリンピックの開催地であったソチは、世界中から熱い注目を集めました。世界的イベントの実施に向け、同市では市民が一丸となってオリンピックの受け入れ態勢を強化したそうです。
数ある政策の中でも、市民の英語力アップは特に重要な鍵でした。今回は、ソチ政府が市民の英語力アップに向けて実施した取り組みと、オリンピックにおける通訳者と翻訳者の役割について紹介していきます。
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2014年冬季オリンピックの開催地であったソチは、世界中から熱い注目を集めました。世界的イベントの実施に向け、同市では市民が一丸となってオリンピックの受け入れ態勢を強化したそうです。
数ある政策の中でも、市民の英語力アップは特に重要な鍵でした。今回は、ソチ政府が市民の英語力アップに向けて実施した取り組みと、オリンピックにおける通訳者と翻訳者の役割について紹介していきます。
ソチオリンピックでは、ロシア全土から25000人に及ぶボランティアが雇用され英語力強化に向けたトレーニングを受けていました。ソチでは、この一大イベントに向けて、市民へ無料の英語講座を開講したり、市内の建物に設置したスクリーンに英語の単語やフレーズを表示させたりと、市民の英語力の底上げに奮闘したそうです。
市内の至る所に設置されたスクリーンによって、ソチ市民は1日に5回は英語に触れることになり、無意識のうちに英語を学ぶことができる環境となっていました。また、同市では競技イベントを安全に遂行するため、警察官の英語力強化にも力を入れていました。
ソチ市教育委員会の会長であるオルガ氏は、こうした英語教育の目的は市民が流暢に英語を話せるようになることではなく、多くの人が英語を学ぶことに関心を持ち、外国人観光客に対して温かく接する気持ちを持つようになることだと述べています。これらの取り組みの結果として、ソチ市民の外国人観光客に対する態度は、数年前と比べて大きく変化を見せているそうです。
2012年の夏季ロンドンオリンピックでは、ロンドンを訪れる外国人観光客がもたらす経済効果は250億ドルにも上ると予測されていました。そんな莫大な経済効果を実現するために、英語を解さない観光客と現地の人々との橋渡しをする翻訳者や通訳者が非常に大きな役割を果たしていたのは、言うまでもありません。
多言語国家として名高いロンドンでも、コミュニケーション上のトラブルは避けられませんでした。例えば、機械翻訳されたアラビア語の誤訳を見た中東の代表者が気分を害したり、ウズベキスタン出身の体操選手が通訳者を見つけられずに英語での質問に答えられなかったり、ということがあったそうです。
そのため、今回のソチ五輪でも、スムーズな競技進行のために多くの通訳者や翻訳者の活躍が望まれていました。
ソチオリンピックには、これまでのオリンピック同様、国と文化を代表するアスリート達と観光客が世界中から集まりました。彼らは、現地の人々の語学力という名のホスピタリティーに暖かく歓迎されたことでしょう。東京オリンピックを6年後に控える日本も、こうした取り組みを参考にしてみるのもいいかもしれません。
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