こんにちは、最近病院に行って、看護師さんに手当てをしてもらったナホです。
世界的に有名な看護師と言えば、やはりナイチンゲール。敵味方関係なく看護にあたった"白衣の天使"というイメージが強い彼女の素顔と、意外な功績について調べてみました。
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こんにちは、最近病院に行って、看護師さんに手当てをしてもらったナホです。
世界的に有名な看護師と言えば、やはりナイチンゲール。敵味方関係なく看護にあたった"白衣の天使"というイメージが強い彼女の素顔と、意外な功績について調べてみました。
ナイチンゲールの本名は、フローレンス・ナイチンゲール。イギリスの裕福な家庭に生まれ、幼い頃から母国語である英語はもちろん、フランス語、ギリシャ語、イタリア語、ラテン語などさまざまな言語を学び、習得していたと言います。
ナイチンゲールと言えば「クリミアの天使」の異名をもち、クリミア戦争に従軍したことで知られています。そのため生涯を通じて患者の側で献身的に看護をしていたのだと思われがちですが、実際は彼女がそのような形で看護にあたったのは、ほぼクリミア戦争時の2年間だけだったと言われています。
ナイチンゲールは、その分析力と卓越した行動力でも高く評価されています。彼女自身も行動することの大切さをたびたび説き、下記のような英語の名言も残しています。
"I think one's feelings waste themselves in words; they ought all to be distilled into actions which bring results.(人の思いは、言葉に変わることで無駄にされているように、私には思えるのです。それらは皆、結果をもたらす行動に変わるべきものなのです)"
今でこそ当然のようにある、病室のナースコールや清潔な水道。これらはすべて、ナイチンゲールが統計学の知識をもとに確立した「病院統計」という考え方から提案され、実現に至ったものです。
クリミア戦争で兵士たちが次々に死傷していくのを見たナイチンゲールは、その原因がケガではなく、野戦病院の衛生環境にあるということを見抜いていました。しかし、軍の上層部はそれを聞き入れず、感染症は広まるばかり。
そこでナイチンゲールは病院内の死亡統計などをまとめ、病院を清潔にした後死亡率が改善されたことを示す資料を軍側に提出しました。さすがの軍の上層部も納得し、これをきっかけに看護師の社会的立場も向上しました。当時は専門的な知識が必要ないと考えられていた看護師に教育を施すため、ナイチンゲール看護学校を創設しました。
著書『Notes On Nursing(看護覚え書)』は世界各国語に翻訳され、看護師を志す人たちのバイブル的存在として、今に至るまで読み継がれています。
このように偉大な功績を残したナイチンゲールですが、聡明で美しかった彼女は男女問わず慕われ、3度ものプロポーズを受けたと言われています。しかし、生涯を看護に捧げると決めていたナイチンゲールはそれを断り、さらなる社会貢献に邁進しました。
クリミア戦争からの帰国後は心臓発作で倒れ、長年ベッドでの生活を余儀なくされることに。それから亡くなるまでの50年ほどは、英語で手紙を書いたり本の執筆をしたりといった活動が主でした。
看護環境の充実に身を捧げたナイチンゲール。本人は有名人として扱われるのをよく思っていなかったとは言いますが、その功績はやはり、グローバルに評価されるに値するものですよね。
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