こんにちは、ナホです。季節は早くも秋。もう数か月もすれば、冬の足音が聞こえてくる時期です。
寒さにはめっぽう弱い私ですが、ノルウェーの国花・ヒースはそんな環境でこそ生き生きと咲く力強い植物だそう。その強さの秘密とノルウェーの人々とのかかわりについて、調べてみました。
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こんにちは、ナホです。季節は早くも秋。もう数か月もすれば、冬の足音が聞こえてくる時期です。
寒さにはめっぽう弱い私ですが、ノルウェーの国花・ヒースはそんな環境でこそ生き生きと咲く力強い植物だそう。その強さの秘密とノルウェーの人々とのかかわりについて、調べてみました。
ヒースは寒さにとても強い花で、種類によっては氷点下の気温にも耐えられるものもあります。そんな性質から、英語で荒野を意味する「Heath」という名前がついたと言われています。
世界三大悲劇のひとつであるエミリー・ブロンテの『嵐が丘』の舞台となった館「嵐が丘」の周りに生えていたのも、このヒース。どれだけ力強く、生命力にあふれた花だったのかがうかがい知れるエピソードです。
耕作にも牧畜にも使えない荒地だとしても、本当に荒れ放題では荷物運搬の馬車が通行するのにも困ってしまいます。ヒースが生えていると荒地でも砂ぼこりが立ちにくくなるので、そんなときに助かるのだとか。ヒースは荒れ果てた地と人々をつなぐ、かすがいのような役割を果たしていたのですね。
そんなヒースが咲くノルウェーは、荒れ果てた地ではないけれどもやはり特殊な環境。その厳しい寒さは、世界でも他に類を見ないほど大規模なフィヨルドができることからも分かります。
フィヨルドは氷河が山の斜面を削ることによって生まれます。中でもノルウェーのフィヨルドと言えば、総距離は地球2周半にも及ぶ壮大なもの。世界でもっとも深い谷と言われるゲイランゲルフィヨルドは、世界遺産にも登録されています。
寒さに強く暑さに弱いヨーロッパ原産種のヒースは、こういったノルウェー特有の環境に適応する植物でした。あまり多湿な環境を好まないので、乾いた土地でものびのびと育ちます。 荒れた環境をものともせず、力強く生育するヒース。そんな姿に、ノルウェーの人々も元気をもらっていたのかもしれません。
ヒースには、美白作用があるとされるアルブチンという成分が豊富に含まれています。ノルウェーではこの成分を使ったコスメを販売するオーガニックコスメブランドが多数展開されています。
実は「ヒース」というのは英語名で、一般的には学名の「エリカ」という名前で呼ばれます。前述の通り元は「荒地」の意味ですが、"one's native heath"で「生まれ故郷」という意味になったりと、用途は多様。英語での会話中には、注意して使いましょう。
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