グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだ入社2年目のヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。
国際化が進むとともに、会議やセミナー、学会などで使用するスピーチ原稿や、プレゼン資料を英語で準備する機会が増えてきます。スピーチやプレゼンの翻訳は、原文を言葉どおりに翻訳するだけではなく、そこに込められている熱意や意気込みも伝わるものでなければなりません。そんなスピーチ原稿やプレゼン資料を翻訳する際に求められるポイントを調べて、整理してみようと思います。
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グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだ入社2年目のヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。
国際化が進むとともに、会議やセミナー、学会などで使用するスピーチ原稿や、プレゼン資料を英語で準備する機会が増えてきます。スピーチやプレゼンの翻訳は、原文を言葉どおりに翻訳するだけではなく、そこに込められている熱意や意気込みも伝わるものでなければなりません。そんなスピーチ原稿やプレゼン資料を翻訳する際に求められるポイントを調べて、整理してみようと思います。
調べてみたところ、翻訳準備において欠かせないプロセスは、原稿が書かれた背景、プレゼンする製品やサービスに関する詳細、話し手のプロフィールや聞き手の内訳などに関する情報収集だそうです。これらの情報から原文のアピールポイントを的確におさえ、翻訳に生かすことが重要な鍵となるようです。
スピーチ原稿の場合は、言葉どおりに翻訳する「直訳」よりも、言葉の内容を優先して自然な言葉で翻訳する「意訳」が望ましい場合もあるようです。「意訳」には、原文を正しく理解したうえで、翻訳言語でも同じ印象を維持できる言葉や表現を選択する高度な文章力が求められます。
また、プレゼン資料の翻訳では、簡潔で効果的な文章を心がけることが大切だそうです。原文の文章や表現に引きずられることなく、無駄な表現や冗長な表現を省き、インパクトのある表現に置き換えることが重要だと言えそうです。特に、キャッチフレーズやスローガンのような決め文句の翻訳は、コピーライト力が必要になりそうです。
スピーチ原稿やプレゼン資料は、聞き手がだれなのかを把握し、状況に応じてわかりやすい翻訳を作成することがポイントだそうです。聞き手の国籍がさまざまであったり、内容に関する聞き手の知識レベルが一定でなかったりすることも考えられます。専門的になりすぎないように、あるいは稚拙に聞こえないように、配慮すべき点に応じてケースバイケースでの対応が求められそうです。
お手本になる事例を探すことも有効です。実際のスピーチを英語字幕と日本語の翻訳字幕で見てみましょう。例えば、2005年のスタンフォード大学の卒業式で「感動のスピーチ」とされたスティーブ・ジョブスのスピーチ。卒業生に向けた的確なスピーチのすばらしさが、原文の英語でも翻訳文の日本語でも伝わってきます。
スピーチやプレゼンを行う際に、本番前に練習に練習を重ねたという経験がある人も多いのではないでしょうか? ましてや使用言語が母国語でないとなると、緊張や不安が高まるのも当然でしょう。だからこそ、スピーチ原稿やプレゼン資料の翻訳には、聞き手だけではなく話し手への配慮も必要になるのではないでしょうか。
音声となった翻訳文が、話し手が"読んでいる"言葉ではなく、話し手自身の心がこもった言葉として、聞き手に伝わることが望ましいですよね。そのために、話し手の読みやすさ、発音のしやすさを配慮し、話し手も理解しやすい簡潔な言葉を選択することが重要な鍵となるようです。
また、話し手の性別、年齢、社会的ポジションなどによっても、適切な言葉は変化します。この点は、スピーチ原稿やプレゼン資料の翻訳ならではの特徴であり、ここにどれだけ細かな配慮が払われるかにより、翻訳の質は大きく変わるといえるでしょう。
日本人が和訳文の不自然さに敏感になるように、母国語の不自然さには気が散るものです。元の言語でどんなに優れたスピーチが書かれていたとしても、翻訳次第でその効果を半減させてしてしまうことにも繋がりかねません。インターネットを利用すれば、世界中の著名人が行った話題のスピーチを日本語訳とともに確認することができます。
私もこれを機会に、スピーチ翻訳という観点から著名人のスピーチを聞き比べてみたいと思います!
アークコミュニケーションズの翻訳サービスは、ネイティブ翻訳が基本。合格率5%という厳しいトライアルに合格した200名以上のネイティブの翻訳者が在籍しています。言語能力だけではなく各専門分野の知識やビジネススキルを兼ね備えているので、お客様企業の事業やニーズにマッチした高品質な翻訳を提供できます。
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