昨年の秋に他業界から転職してきた駆け出しのユッチです。翻訳業界は初めてなので学ぶことばかりですが、先輩にいろいろと教えてもらいながら勉強しています。
先日、学術論文に関するサービス案内をする機会がありました。論文は研究の総まとめともいえるものであり、できれば英語に翻訳してグローバルに発表したいと考える研究者も多いようです。そこで、論文の翻訳について調べてみました。
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昨年の秋に他業界から転職してきた駆け出しのユッチです。翻訳業界は初めてなので学ぶことばかりですが、先輩にいろいろと教えてもらいながら勉強しています。
先日、学術論文に関するサービス案内をする機会がありました。論文は研究の総まとめともいえるものであり、できれば英語に翻訳してグローバルに発表したいと考える研究者も多いようです。そこで、論文の翻訳について調べてみました。
翻訳した論文が海外の有名なジャーナルに掲載されれば、研究者として国際的に認知されるきっかけになり、研究者としてのキャリアアップ、そこから人脈や仕事に繋がっていくこともあるようです。
また、研究者個人としての評価が高まる以外にも、大学や研究所など所属する組織からの評価が高くなったり、その組織自体が注目されたりすることもあるそうです。
学問の種類によりますが、「英語はできて当たり前」というのがアカデミックの世界での常識のようです。しかし研究をしつつ、結果をまとめて論文を作成し、それを英語で書き直すという作業はかなりの工数を要するものだそうで、研究や講義など、通常の仕事に加えて論文翻訳を行うのは、相当な負担でしょう。
論文翻訳では、その分野で使用される的確な単語や表現を用いたうえで、原文の意味を正確に表現しなければなりません。日本語特有の表現や曖昧な部分も、きちんと意味を汲み取った明確な表現にする必要があります。さらにジャーナルに投稿する場合は、投稿規定に準じなければならないようです。論文の内容がいかに価値のあるものであっても、投稿規定に準じていないと読んでもらうことすらできないのですね。
英語論文の投稿規定とはどのようなものでしょうか。少し調べてみました。例えば、用紙サイズはA4またはレター。余白は1インチ、行間はダブルスペース、級数は12ポイント、文頭インデントが基本です。コロンやセミコロンなどの句読点は意味的に正確な使用が求められ、後ろにスペースが必要。また、論文の分野によって文献の記載方法は異なるようです。そのほかにも主題の書き方、引用や数字表記など、規定は多岐にわたります。
研究に多くの時間を費やすので、翻訳にまでは手が回らないという研究者もいらっしゃるのではないでしょうか。 論文翻訳の手間が悩ましいときには、その道のプロに依頼することもひとつの方法だそうです。適切な翻訳者を選べば、自分で時間と手間をかけて翻訳するよりもスピーディーに、そして正確に翻訳してもらえます。
研究者としてグローバルな舞台で活躍するための英語論文の作成。しかし、ジャーナルの投稿規定や正確さが求められる訳出作業を考えると、研究者としての仕事と論文翻訳の両立は簡単ではなさそうです。研究者としての仕事の時間を確保しつつ、効率よく論文翻訳を進めるためには、翻訳のプロに頼むという方法も、一つの手だと思いました。
アークコミュニケーションズは、多くの大学・教育機関・研究者との取引実績があります。募集要項や大学案内の翻訳はもちろん、教材やシラバスなどの翻訳にも幅広く対応しています。翻訳メモリを使用しての翻訳サービスも提供しております。
大学・教育関連の翻訳にお困りでしたらアークコミュニケーションズにお声がけください。些細な内容でもご相談いただければ、さまざまなソリューションをご提案いたします。
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