昨年の秋に他業界から転職してきた駆け出しのユッチです。翻訳業界は初めてなので学ぶことばかりですが、先輩にいろいろと教えてもらいながら勉強しています。
2013年に国際連合が発表した「World Happiness Report 2013」。このレポートには世界の国別幸福度ランキングがあり、第1位はデンマーク、次いでノルウェー、5位にスウェーデンと、北欧諸国がずらりと並びました!
実は、最近デンマーク語の案件に接する機会がありました。幼い頃アンデルセンの童話が好きだった私としては、これを機にデンマーク語について調べないわけにはいきません! 世界で最も幸せだと言われる国の言語はどのような言葉なのでしょうか。
あまり知られていない「デンマーク語」とは?
デンマーク語はインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語に属していて、そのなかの東ノルド諸語に分類されています。つまり、スウェーデン語やノルウェー語とは仲間なのですね。地理的に近く、歴史的にも多く関わりあっていることもあり、デンマーク語とスウェーデン語、ノルウェー語は、比較的近しい関係にあります。
また、同じゲルマン語であるドイツ語や英語も語学的にデンマーク語との共通点が多いそうです。また、デンマーク語が使われている地域はデンマークとその自治領が中心で、話者は500万人ほどと少なめです。自治領では異なる公用語がある上、デンマークの総人口が約560万人であることを考えれば納得の数字だと思いました。
英語と似ているので読むのは比較的やさしい
デンマーク語の文字は、英語で使われるアルファベット26文字にデンマーク語特有の文字3つを加えた29文字です。独自の文字は、AとEをくっつけたような文字、Oに斜線を引いたような文字、Aの上に小さな丸をつけた文字が加わっています。見慣れた文字がほとんどなので、見た目で難解に思ってしまうことはありませんでした。
文法も英語と似ていて活用変化も少ないので、英語が堪能なら最初から文章を読みながら勉強できるそう。また、外国語からの借用語がわりと少ないことから語彙も少なめです。読解の学習がしやすいのはうれしいことですね。
なんと20種類以上!母音の多さが特徴
比較的読みやすいデンマーク語ですが、一方で発音はたやすくありません。分類の仕方にもよりますが、母音の数は20種類以上もあります! 参考書や辞書によって数が違うというのですから、ますます興味深いですね。ちなみに、日本語なら母音は「あいうえお」の5つ、英語は16個ほどの母音があります。
デンマーク語はつづりから想像する発音とは違う発音が多いようです。例えば、発音しない文字があったり、前後の関係で発音が変化したりします。これらのルールに母音のバリエーションが加わるので、難易度はかなり高め。正確な発音には相当な訓練が必要かもしれません!
まとめ
アンデルセンや陶器のコペンハーゲンで有名なデンマーク。そのデンマークの人々が話しているデンマーク語は、文法が英語に似ており読解がやさしい一方で、母音のバリエーションが豊富なため発音は難しそうです。
まずはアンデルセンの原語版を読めるくらいになることを目標に、私も勉強していきたいと思います!
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