アークコミュニケーションズの翻訳はここが違う!
YKKらしい表現に
理解したうえで多国語に翻訳
YKK株式会社
YKK株式会社 経営企画室 広報グループ長 井深 緑 様
― 御社と御社のサービスについて教えてください。
YKKグループには、ファスナー、スナップ・ボタンなどの製造・販売を手掛けるファスニング事業(YKK株式会社が担当)と、窓やサッシ、ドアなどの建築用製品の製造・販売を手掛けるAP事業(YKK AP株式会社が担当)の2つがあります。ファスニング事業の売上のほぼ9割は海外、一方AP事業の売上のほぼ9割は国内と、対象市場は大きく異なります。
この2つの事業をつなぐのが、創業者 吉田忠雄が創案した企業精神である「善の巡環*」です。この精神がYKKグループの精神的支柱となり、ファスニングとAPというまったく異なる事業を支えています。日本国内のみならず、世界72の国と地域にある106社に在籍する約4万4500人の従業員(海外は約2万6300人)が、この企業精神の下、日々、社会とお客様の繁栄につながるように努力しています。
― 業務内容と現在の課題についてお聞かせください。
広報グループの役割には、まず、社内外を含めた広報業務があります。メディア対応や社内報の制作などの業務です。また、会社の経営理念を浸透させるための経営理念浸透活動があります。これは、企業精神や経営理念などを社内外に理解いただくための大切な活動です。さらに、会社のホームページや統合報告書など、自社メディア制作や広告・協賛なども担当しています。
YKKグループには、YKK株式会社以外にも、YKK AP株式会社や海外会社に広報部門があります。また、YKKの製造・開発拠点である黒部事業所にも広報部門を置いています。ここでは、ファスナーの仕組みや創業者の経営理念などを知ることができる施設(YKKセンターパーク)を置くなど、地域との関係も大切にしています。こうした、それぞれの事業や国内外の拠点と連携して、相乗効果を最大化し広報活動を行っていくことに取り組んでいます。
― 翻訳会社にアークコミュニケーションズをお選びになった理由、あるいは選んで良かったと思える理由を教えてください。
アークコミュニケーションズさんには、日々、適切・的確に翻訳のご対応をいただいており、大変感謝しています。弊社の企業文化はさまざまな創業者の思想・理念をベースとして形成されていますので、表現が独特であることも多いと思います。このため、専任の翻訳者さんにご担当をお願いしていますが、その結果、そうした独自色を損なうことなく、要望にお応えいただき、良い翻訳をしていただいていると思っています。
具体的には、弊社のために専用の翻訳用辞書を作っていただき、いずれの翻訳案件でも対応できるようにしていただきました。出来上がった辞書を見て、その内容の正確さには感心しました。辞書の更新も実施されており、常に最新の情報が反映されているので、ニュースリリースの翻訳などでも役立っています。翻訳後には弊社のアメリカの担当者にネイティブチェックをしてもらっていますが、「翻訳のたびに翻訳の精度が上がってYKKらしい表現になっていくのが目に見える」と申していました。
― 今後の御社の目標とアークコミュニケーションズへの期待を教えてください。
未来に向けて弊社が強化していきたいのは、グローバルなリリース配信を含む社内外への情報発信です。ここは是非、多国語翻訳がお得意なアークコミュニケーションズさんのお力をお借りしたいと考えています。会社の経営理念を深く理解していただき、あたかも社員のように多国語に展開していく翻訳を期待しています。アークコミュニケーションズさんならこれができると信じています。
さらに、2020年に「YKKサステナビリティビジョン2050」を発表して以来、グローバル発信が加速していますので、統合報告書やサステナビリティレポートのようなものの日本語以外での発信を、今後より一層、強化していきたいと考えています。ぜひ、今後ともお力添えをよろしくお願いします。
― 貴重なお話をありがとうございました。こちらこそ今後とも引き続きよろしくお願いします。
YKK様の対談は、funNOTE2021年夏号にも掲載しています。
* 「善の巡環」については、funNOTE2021年夏号で詳しくお話しいただいています。