ポーランド語はインド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派に属する言語です。現在、世界にネイティブスピーカーは約4400万人います。ヨーロッパでは9番目に使われている言語です。海外に住んでいるポーランド人は非常に多くて、イギリスやアイルランド、アメリカのシカゴ、アイスランド、オーストラリア、ウクライナ、カナダ、ドイツ、フランスなどでネイティブスピーカーをよく見ることがあります。
他のスラヴ系の言語と同じように、ポーランド語の難しいところは文法です。動詞だけではなく、名詞、形容詞、数詞の語形変化が他の言語に比べて圧倒的に多くあります。フランス語やスペイン語などには女性名詞と男性名詞がありますが、ポーランド語にはそれに加えて中性名詞まであります。
ポーランドは日本と距離が離れているにもかかわらず、日本語に興味を持つ人が増えています。大学の日本語学科のコースは、毎年非常に人気です。また300社ぐらいの日系企業がポーランドに営業支社を持っていて、一方でポーランドの企業も日本にどんどん進出しているので、日本とポーランドのビジネス関係は今後もさらに強くなりそうです。
ポーランド語で初めて書かれた文書は、13世紀の修道院の年代記として残されています。ポーランドではそれまで書記言語としてラテン語が使われていました。その年代記に記されたポーランド語の文章は、一生懸命家事をしている妻に対して夫が「あなたは休んで、私がやりましょう」と言う内容でした。ハンガリーの有名な発明はルービックキューブです。