対談記事

2018年1月

新日鉄住金エンジニアリング株式会社
プロジェクトマネジメントのプロと取り組む
グローバルからはじめるWebサイトリニューアル

新日鉄住金グループの中核企業・新日鉄住金エンジニアリング株式会社。製鉄業で磨いた鋼構造技術、プラント建設などの実績を生かして、設計・調達・建設から操業・保守までを担う総合力を持ったエンジニアリング企業です。
私たちアークコミュニケーションズは、コンペを経てグローバルサイト、日本語サイトのリニューアルを担当しました。
企業サイトのリニューアルは、日本語サイトから他の言語サイトへというプロセスになるのが一般的ですが、今回はグローバルのリニューアルからスタートし、日本語サイトを制作するという、通常とは逆のプロセスでプロジェクトが進行しました。
そこにはプロジェクトマネジメント力に優れた新日鉄住金エンジニアリングらしい戦略があり、学びの多いプロジェクトとなりました。

左より 佐藤、大里、村上、折笠様、松澤様、小林様

プロフィール
折笠 光子   新日鉄住金エンジニアリング株式会社 CSR・広報部長
松澤 謙一   新日鉄住金エンジニアリング株式会社 CSR・広報部 広報室 マネジャー
小林 順子   新日鉄住金エンジニアリング株式会社 CSR・広報部 広報室
大里 真理子   株式会社アークコミュニケーションズ 代表取締役
佐藤 佳弘   株式会社アークコミュニケーションズ 執行役員 Web&クロスメディア事業部長
渡邉 宏   株式会社アークコミュニケーションズ Web&クロスメディア事業部
村上 修   株式会社アークコミュニケーションズ Web&クロスメディア事業部

グローバルからはじめよう

佐藤:今日はお忙しいところありがとうございます。グローバルサイト、日本語サイトの公開が完了し、1年半のプロジェクトがようやく一段落したわけですが、まず、今回のリニューアルのきっかけからお伺いできますか。

折笠様:2年半前に広報に着任して、最初に手がけたいと思ったプロジェクトの一つがWebサイトのリニューアルだったのです。社会・産業インフラを扱うB to B企業であり、商談を対面で行うのが基本である私たちにとって、Webサイトはあまり関心の中心ではありませんでした。
ただ、時代は変わり、お客様や取引先が最初に情報を入手する手段はWebサイトになってきていますし、スマートフォンなど、アクセスが多様化している中で、Webサイトでの情報発信をもっと工夫すれば、ビジネスのサポートができるはずと考えました。広報の前は事業部にいましたので、単純に海外の競合他社よりも「かっこいい」と思えるWebサイトにしたいという思いもありました。

小林様:人材採用でもWebサイトはとても重要ですね。かっこいいWebサイトになって、これからの採用に期待したいと思っています。

佐藤:今回のリニューアルは、日本語サイトではなく、まずグローバルサイトを先行してリニューアルするという一般的には珍しいケースになりました。なぜそのようにされたのでしょうか?

折笠様:グローバルサイトの方に課題が多いと感じていたからです。当時のグローバルサイトは、日本語サイトの翻訳サイトになっていて、海外の事情・状況を反映したものになっていませんでした。
それともう一つ、私たちは全員、Webサイトの素人で、最近の技術やトレンドがわからないという状態だったのも、グローバルサイトのリニューアルを先行させる重要な理由になりました。

大里:なぜそれがグローバルサイトを先行する理由になるのですか?

折笠様:日本語サイトを最初に、あるいは両方一度にリニューアルするのはリスクが非常に高いと感じたからです。まずは、ページ数や情報量、アクセス数、社内で関わる人、関心を持つ人...これらのすべてが日本語サイトに比べて少ないグローバルサイトで、コンテンツの作り方や運用を練習して、経験を積もうと考えました。もし失敗しても日本語サイトよりも目立たずリカバーが容易ですし、それを日本語サイトに生かすことができます(笑)

大里:さすがプロジェクトマネジメントのプロフェッショナルですね。失敗しなくてよかったです(笑)。

パートナーはビジネスに理解を

佐藤:プロジェクトのスタート、コンペの際のお話を伺いたいと思います。

渡邉:私たちの印象としては、ご用意いただいたRFPはとてもしっかりしたもので、方針や目的が明確でした。各社を集めたオリエンテーションの開催後に、個別にヒアリングの場を設けていただいたのも、提案側としては大変ありがたかったです。おかげで、御社へのはじめての提案でしたが、要望や事業内容などを深く知ることができました。

折笠様:これはお世辞ではありませんが、提案の初期から、御社のプレゼンが本当に素晴らしいと感じていました。「エンジニアリング」は、一言で説明するのが大変難しく、特に弊社は事業分野が多岐にわたっているので、なかなか一般の方に理解していただけないのですが、ご提案では他社よりも弊社のことをよく勉強して理解してくださっていると感じました。

佐藤:ちょっと照れくさいですね(笑)。コンペで、特に初めてのお客さまである場合は、Webサイトをどうするかを考える前に、どんなビジネスをされているのか、どんな強みがあるのかを出来る限り知ることから始めています。そして、その過程で得た情報でリニューアルの仮説が出来上がります。

折笠様:実はコンペのエントリー会社の中で御社だけが唯一、弊社とお付き合いのなかった会社だったのですが、リニューアルのベンチマークとなる企業を探し出してリファレンスにしていただくなど、細やかな配慮に感動しました。

佐藤:一通りベンチマークを済ませたあと提案の直前に見直したタイミングでリニューアルされた海外企業があって、他社のWebサイトのBefore - Afterをお見せできたという幸運もありました。

大里:嬉しいご評価ですね。アークコミュニケーションズのお客さまはB to Bの企業が多いので、常日頃から「お客さまのビジネスを知る」ことをとても重視しています。Webサイトはもちろんですが、翻訳や派遣事業でもそれは同じで、難しい事業だから理解しないままに仕事をする、ということがないように、自分たちを磨くようにしています。

松澤様:Webサイトとは別に、御社にはリリースや社内報記事の翻訳もお願いするようになりましたが、翻訳された文章がポンと送られてくるのではなくて、翻訳者が言葉選びに迷った部分で、その候補とその中からこの言葉を選んだ理由を示していただいたのがとてもわかりやすく、自分たちの判断にも役立ちました。こういう仕事をしてくださる会社なら、リニューアルも安心だと期待が膨らみました。

折笠様:グローバルサイトの構築と翻訳をひとつの会社にお願いできるのは、とても効率的で良いと思います。また、御社がプレゼンの中で、セキュリティー対策について、しっかり説明して下さったのも、発注の決め手のひとつになりました。

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