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人と仕事を知る

社員インタビュー:
翻訳プロジェクトマネージャー
齊藤 まなみ

翻訳事業部
翻訳プロジェクトマネージャー
齊藤 まなみ(さいとう・まなみ)

東京都出身。趣味はストレス発散を兼ねる料理。年2回ほど海外旅行にも行く。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで3週間過ごした経験もある。

品質の高い翻訳を提供するために、シニアプロジェクトマネージャーとして品質管理に取り組む齊藤まなみ。
しかしそのコツは、人を巻き込み、やる気を引き出すこと。簡単そうで、徹底することが難しいシンプルな法則を確実に実行できる秘密を聞きました。

受注から納品まで品質管理に関わるシニアプロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーってどんな仕事ですか?

簡単に言うとコーディネーション業務です。お客様の依頼を受けてから、お客様の希望に添ったものを納品するまで、全ての工程と関係者をコントロールするのが仕事です。翻訳者の選定から、スケジュール管理や品質管理など関係するすべての業務を行います。

仕事を進める上で大切にしていることは何ですか?

私が一番大切にしているのは、お客様が何を求めているかをきちんと把握することです。それによって、まずどの翻訳者さんに仕事をお願いするかが変わってきます。例えば、書いてあることをきっちり翻訳してほしいのか、それとも、企業のセールスポイントなどを把握した上で翻訳する必要があるのか、調査力を求められるのか、など。分野だけでなく、翻訳者の特性によって、対応できることが異なりますので。

翻訳者の得意なところを知っておくことも重要ですね。

そうです。文章がうまい人、調査力のある人など翻訳者の特性を把握しておき、依頼が来たときには、すぐに適切な翻訳者に依頼ができるようにしています。ただ、翻訳者の多くは海外在住ですから、一度もお会いしたことのない方も少なくありません。やりとりの中心はメールになります。電話は時差の問題で時間が限定される方が多いので。

顔が見えない中で、どうやって翻訳者さんの特性を把握したりするのでしょうか?気をつけていることはありますか?

いい関係を保てるように、翻訳者さんには、たんに翻訳を依頼するだけでなく、上手にアークを活用してください、私を使ってください、とお願いしていますし、できるだけコミュニケーションをとるように心がけています。翻訳者さんはご自宅で仕事をしている方が多いので、時には電話で話すことが、気分転換になってくださったりもします。翻訳ソフトなど、業界の情報などを提供すると喜んでもらえます。また、最近新しい分野の仕事をしました、というような売り込みをしてくれたら、次の仕事に反映できるようにするようにしています。

品質を保ち続けるコツは?

品質を保つために心がけていることは何ですか?

翻訳プロジェクトには、絶対にやらなければならないことがいくつかあります。ただ、同時にいくつものプロジェクトを回していると、おろそかになってしまうこともあり、翻訳事業部では、2年前にチェックリストを作りました。私は今、このチェックリストがきちんと行われているか、運用管理をしています。

どんなことをチェックするんですか?

「お客様のWebサイトを確認したか」「作業分量に対して納期は的確か」「翻訳者はどういう意図でアサインしたのか、分野に合っているか、前回も同じ翻訳者だったか」などの15項目です。ミスもお客様からのクレームも、この2年間で大幅に減らすことができました。それから、リピートのお客様の場合は注意するところが分かっているので、「ここに気をつけて」と翻訳者にひと言添えるようにしています。失敗したこともありましたが、それを無駄にしないのが、私の強みだと思っています。失敗でも積み重ねることで、いざというときに使える引き出しが増えてきていると思います。

ひとりでできることには限界もありますよね。

そうですね。特に大きいプロジェクトの場合、プロジェクトマネージャーは、スケジュールやファイルの管理などのコントロールに徹する必要があります。そういう時は、翻訳支援ソフトのTRADOSに関連する作業をアシスタント任せる、納品前の最終チェックをほかの人に任せるなどして、できるだけ自分の手は動かさないようにしています。

人に任せることって、なかなか難しいと思いますが、人に任せるコツとかってありますか?

任せた方が、私がやるよりもうまくいくんです。(笑)仕事を頼む場合には、なぜあなたにこれを頼むのかを伝えるようにしています。例えば、あなたのチェックの後、印刷工程に入るといえば、そういう確認の仕方をしてもらえるし、疑問があれば、「これは大丈夫ですか?」と聞いてもらえます。仕事をお願いする人には、あなたはチームの一員なんだよということを伝えながらやっています。それは翻訳者に対しても同じです。

人を活かし、チームとして成果を上げるスキルの背景とは

齊藤さんの前職は何ですか?

客船の「飛鳥」で7年ほど乗組員をしていました。ホテルのフロントと空港職員と海外の旅行会社のスタッフの仕事を融合したような仕事でした。お客様はほとんど日本人で、ときたま外国人。乗組員の7割くらいは19か国くらいの国籍の外国人でしたから、仕事は英語でした。

そこでチームとして働く基本が身についた、ということでしょうか?

そうかもしれません。飛鳥での仕事は、職場と生活の場が同じで、4か月間一緒に過ごします。スタッフは家族のような存在で、その上ひとりで仕事をすることが少なかったので、チームとして働くことはとても自然なことでした。チームとして一緒に働くメリットは、まず自分が楽になること。これがわかると、ほかのメンバーもチームの一員としての気持ちが芽生えます。結果として、お客様にもいいものを提供できるようになります。飛鳥のときもそういった感じでした。

前職の経験も活かせて、これからが楽しみですね。

はい。入社して5年たって、自分ができることが増えてきました。逆に、まだできないこともたくさん分かってきました。お客様や翻訳者と接する仕事ですから、ここがゴールというものはありません。どんどん追求していきたいし、あれもできる、これもできるんじゃないか、自分で試したいことが増えてきています。

私の1本の映画

ガイ・リッチー監督『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
("Lock, Stock and Two Smoking Barrels" 1998、イギリス)

「ばらばらに起きる事件が、最終的には一つにまとまっていきます。何度も見ているうちに段々とつながっていく、パズルのようなストーリーが好きです。」

社員の1日

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