2021年1月
オールドノーマルの延長にあったニューノーマル
新型コロナウイルス感染拡大予防のために、「出社して仕事をする」という常識がいきなり変わりました。 いざやってみれば、「出社しなくてもなんとかなるじゃない」と思った人や企業も多かったかもしれません。 さて、アークコミュニケーションズでは、というと......仕事の仕方は、実はあまり変わらないというのが正直なところです。
翻訳事業部は、フリーランスの翻訳者に仕事を依頼することが多く、もともと基盤ができていたといえます。 業界としても、インターネットがない時代から自宅にいる翻訳者とのコラボレーションノウハウを蓄えており、「今さら、リモートワークで大騒ぎする?」という感じでしょうか。
Web業界はというと、こちらはインターネットとともに出現した業界ですから、ネットを通して仕事をするのが当たり前です。 お客さまのリテラシーも高く、普段からオンライン会議やチャットでのコミュニケーションを取り入れており、単に比率が増えただけのようです。
派遣事業部はさすがに苦戦するかと思ったのですが、お客さまのご協力のもと、あっという間に90%のスタッフが在宅勤務となりました。
もっとも苦労するであろうと思われていた管理部ですが、前年に基幹システムをクラウド化したことや、お客さまのご理解が深まったこのタイミングで電子請求書システムを導入したことなどが功を奏しました。 そうは言っても、全社員が自宅で常時安定して仕事ができる環境を短期間に整えることは、かなり大変な業務ではありましたが。
企業によっては100%在宅勤務にしている職種もあるようです。しかし、アークコミュニケーションズでは、新型コロナウイルス感染拡大予防対策を行い、リスクのバランスを考えたうえで、最小限でも人と人とがリアルに顔をあわせて仕事をする場を確保したいと考えています。
そんなあわただしい2020年でしたが、アークコミュニケーションズは、リモートワークの先駆者である翻訳者に、恒例の"Translator of the Year"を贈呈しました。 その年にご活躍いただいた翻訳者を表彰するこの制度は、創業から始めて今回で15回目となりました。
ワクチンの開発・接種の道がようやく開かれ、光明も見えてきましたが、再度の緊急事態宣言発令など、新型コロナウイルスとは数年にわたる格闘になりそうです。皆さまにおかれましても、ご健康には十分お気を付けくださいませ。
お知らせ
昨年度より、月1回をめどに翻訳に関するセミナーを開催しています。
もともとはリアルで参加者の皆さんとの交流を図るために企画したのですが、コロナ禍の折、オンラインセミナーに様変わりし、新しい交流の形を模索しております。
funNOTEをご覧の皆さまともセミナーでお会いできることを楽しみにしております。
次回は外資系にお勤めの方に特化したセミナーを開催いたします。詳細はこちらをご覧ください。
外資系マーコム担当者向け『翻訳ベンダーを利用したマーコム業務の効率化』
代表取締役 大里真理子
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