社員インタビュー

2022年1月

社員インタビュー 遠山 尭

入社して半年の遠山尭は、アークコミュニケーションズのWeb&クロスメディア事業部営業の期待の星。大学時代にはアナウンス研究会に所属、社会人になってからは一貫してメディア系の営業職を経験。番組や広告、Webなどを売り込む仕事に携わってきました。仕事をする中でメディアにおけるWebの重要性を認識し、より深くWebにかかわる営業活動がしたいという思いが強くなり、アークコミュニケーションズに転職することになりました。アナウンス研究会で磨いた喋りと親しみある営業スタイルで今後の活躍が楽しみな遠山さんに、営業職の喜びや楽しみ、苦労話などについて語ってもらいました。

アナウンス研究会でラジオDJ

-現在のお仕事について教えてください。

Web&クロスメディア事業部に所属、担当は営業です。2021年8月にアークコミュニケーションズに入社しました。新規顧客や案件の開拓、マーケティングに関係する業務を担当し、今はできることの幅を広げています。

-アークコミュニケーションズに入社するまでの経緯を聞かせてください。まず、学生時代の専攻やサークル活動についてはいかがでしたか?

大学時代の専門は法学部で、環境法を専攻していました。環境法というと土壌汚染などについて研究するイメージがありますが、わたしはビルが建った時の景観や日照権などについて勉強していました。

サークル活動は、アナウンス研究会に入っていました。アナウンサー志望の人や、ラジオDJを目指す人などが集まって活動しているサークルです。活動の一環として、ある施設内の館内放送でラジオDJなどを実際にやったこともあります。父親が新聞記者なので、幼いときからメディアに親近感があったことが影響している気がします。ただ、私はどちらかというと裏方志向が強く、企画を立てたり音楽のミキサーをやったりする活動が好きでした。

記者のつもりが営業職へ

-アークに入社する前の職業について聞かせていただけますか?

社会人のスタートはSIer向けの業界誌を発行しているメディア企業に就職しました。記者やライター業を目指していたのですが、新卒全員がなぜか全員広告営業に回されてしまい、それ以降ずっと営業畑を歩き続けています。

-希望と異なる職種だったのに、なぜ営業をずっと続けてきたのですか?

営業にも色んな業務がありますが、基本的にお客様との接点で成り立っていますね。メディアに関わる仕事がしたいというのは、今考えると、言葉や文字でお客様と繋がることができる、接点を持つことができる点に面白さを感じていたのだと思うんです。記者やライターは、メディアを通じて人の心に触れる仕事なのだと思うのですが、メディアの営業って、営業活動で人に直接触れることができ、かかわった仕事をメディアで発信することで、もう一度多くの人の心に触れることができますから、ある意味2度美味しい仕事なんです。そういう点で、メディアの営業職が自分にとっては一番楽しい仕事だと気づいて、今に至っています。まあ、それは後付なんですけど(笑)。

コロナ禍の転職活動はむしろ楽

-アークに入社したきっかけを教えてください。

雑誌やテレビなどのメディアで広告営業をやっていたので、そうしたメディアの広告が次第に減っていく様子を肌で感じてきました。メディアを使った情報発信に対する企業の予算が絞られていく状況下で、合言葉になったのが「オウンドメディア」や「ホームページ」「自社発信」など。そうしたときに、「これからは企業ウェブの時代だ」という考えに至りました。

そこで、就職先としてWeb制作会社を探しました。アークに入社する前に、小さな企業や個人事業主向けのWeb制作会社に所属していました。そこでは、CMS(Contents Management System)パッケージを販売していました。お客様との関わりは1回の取引で終わってしまうケースが多いのが残念だったので、もっとお客様と長いお付き合いがしたいと感じていました。それと、もっと様々な規模のWebサイト制作に関わりたい気持ちが強くなったこともあり転職活動を始め、見つけたのがアークだったわけです。

-コロナ禍での就職活動になりましたが、大変なことはありましたか?

オンラインを使ったコミュニケーションが主流になったことで、面接場所や時間の制約が少なくなった点では、転職する側は工夫次第で楽になるのではないかと感じました。在職中の転職活動は、有給休暇を取らないと面接に行けないなどの難しさがありましたが、コロナ禍では1次面接がほぼオンラインだったので、業務終了後でも対応が可能になりました。わたしは会社の近くの貸会議室を借りることで、時間ギリギリまで仕事をして退社後すぐに面接を受けることができました。

仮説が当たり受注に至る営業のダイナミズム

-アークでの仕事はいかがですか?

Web制作の仕事は、パッケージ商品を売るのと違い自由度がすごく高いです。その分、学ぶことも覚えることも多いので大変ですが、営業としてやれることも多いので、やりがいを感じています。業種も規模も様々な会社とのお付き合いがありますし、じっくり長くお付き合いしている会社もあるので、とても楽しいです。

-楽しい経験、なにかありましたら教えてください。

ある会社からWeb制作の問い合わせをいただいて、はじめてWeb制作の企画・提案からプレゼンまでの一連を体験することができました。これがとても刺激になりましたね。コーポレートサイトのリニューアル案件でしたが、何社か競合があり、クライアントからの要求に対して綿密な打ち合わせをして仮説を立て......。「他社はこういう作戦で来るだろうから、うちはこっちで行こう」などとあの手この手を考え、それがドンピシャでハマり、結果的に受注することができました。転職の募集要項に「コンペ獲得率80%」と書かれていたのは本当だったんだな、と実感しました(笑)。

入社後の早いタイミングでこうした一番良い流れを間近で見ることができたのは、本当に素晴らしい経験だったと思います。企画すること、提案すること、ドキュメントを作ること、たくさんの方たちに向けてプレゼンすること、これらが表面的になんの苦労もなくスムーズに進んでいるように見えて、裏側でいかに頭を悩ませ、苦労し、時間ギリギリまでバタバタと動きまわっているのかを肌で感じて、なんだか「生きている」という実感を得たというか(笑)。
これが全部自分でできたら、さぞかし気持ちが良いだろうなとも思いました。

-今、特に頑張っていることはなにかありますか?

見積もりの作成が意外に大変です。過去の案件を掘り返してみても、案件ごとに状況が違うので、ここは日々勉強です。案件によって業務範囲に幅がありますし、作業項目や費目、作業工数なども違うので、制作実務を理解していないと判断できない部分も多いです。今のところ、作っては上司に見せて、「ここが足りない」「これは違う」という繰り返しなので、お手数をかけてしまっています。ただ、次第に手のうちに入りはじめている気がしているので、もう少し待ってください、という感じでしょうか(笑)。

「あなたの街まで会いに行きます」

-遠山さんが一番興味のあるお客様とのコミュニケーションや、日常の営業活動はいかがですか?

いつも一緒にお客様を訪問している上司は、うちのチーフディレクターでもあるので、Web制作の知識も経験も桁違いに多いです。Web制作のディテールまで話が及ぶことが多いですし、Webサーバのようなうちの業務外の話でも当たり前のように対応されていて...自分がそうなるにはちょっと遠すぎてすぐには参考になりません(笑)。ただ、私もああいう営業ができれば自分にも会社にも役立つことは多いのは間違いないので、いろいろ学ぶ日々です

-では遠山さんはどんな営業を目指していますか?

これまでの営業経験で、自分の強みはお客様と仲良くなることだと思っています。押しの強い営業でもなく、知識を全面に出す営業でもなく、親しみやすくて、それでいて頼りになる...そんな営業スタイルが自分らしくていいと思っています。
具体的には、小さな課題でもいいから、まずわたしに聞いてくれるような関係性をお客様との間で築きたいですね。アークの場合、コーポレートサイトのリニューアルの仕事が多いので、そうなると、リニューアルは5年くらいのスパンになります。5年経ってから連絡を取るような営業だと、いつかは関係が途切れてしまいます。それがないように、日々お客様に声をおかけして課題や悩み事を伺いたいですし、お客様の中でも日々細かな課題が出ているはずなので、そういうときにすぐ連絡してもらえるような存在になりたいと思っています。

-アークでさらに経験を重ねることで、それが実現できればいいですね。

今、少しだけですが、マーケティング関連のお仕事もさせてもらっています。こういうこともどんどん学んでいきたいと思っています。営業活動ではお客様が見えているものですが、マーケティングはお客様の姿が見えません。その見えない方たちをマーケティングで見える場所に導き、お客様として向き合って一緒に課題に取り組む関係を築く、という一連の流れを作ることをこれから頑張りたいと思っています。

そのためにやることはたくさんありますが、まずは地に足をつけて一つ一つ取り組んでいきたいです。

コロナ禍では、なかなか気軽にお客様に会うことができない状況ですが、少し落ち着いたら、「ちょっと近くに来たので」と、ご挨拶回りにうかがいたいと思っています。オンラインミーティングはすごく便利なんですけれど、体感として形式的になりがちで、お客様と仲良くなるのが難しいと感じています。どんな用事でも良いのでお問い合わせさえいただければ、「あなたの街まで遠山が会いにいきます」ので、よろしくお願いします。

プロフィール

遠山 尭(とおやま りょう)
青森県出身。最近の趣味は、ジム通いとキムチの漬物作り。コロナ前には上野動物園にゴリラだけを見に行っていたという。大きくて強いものが好き。

私の1本の映画

『天使にラブ・ソングを』(1992年、アメリカ)
主演はウーピー・ゴールドバーグ。場末のクラブシンガーが、ふとしたことでかくまわれた修道院で騒動を巻き起こすコメディー。ストーリー展開やゴスペルを歌うシーンにパワーを感じるから好きです。

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