2024年7月
社員インタビュー 内海 慧吾(うつみ えいご)
学生時代にプロダクトデザイナーの道を目指していた内海慧吾、現在はアークコミュニケーションズのWeb & クロスメディア事業部の最前線でWebディレクターを精力的に務める入社4年目の社員です。周囲からは、「得たインプットを実践に応用する力が強い」と評価されており、「若手」ではありますが、その実力はすでに中堅以上とみられているようです。「アークのWeb制作には企業と目標を一緒に達成する醍醐味がある」と日々の仕事に楽しみながら取り組む内海本人に、大学時代と現在、そして今後目指すところなどを聞きました。
子供の頃からのものづくり好きが高じてプロダクトデザインを専攻
-アークコミュニケーションズではどのような仕事をされていますか。
案件の制作をリードするWebディレクターを担当しています。現在は入社して4年目。最初の1~2年目は、社会人としての基礎を学びながら、アシスタントディレクターとしてWeb制作のディレクションをサポートし、仕事を覚えていました。2年目の途中からは少しずつメインディレクターを経験し、昨年1年間はメインディレクターとしてWebサイトリニューアルにかかわりました。これに加えて、運用ディレクターとして、Webサイトの運用保守や更新作業も担当しています。
-大学時代の専攻は何でしたか。
大学・大学院を通じてプロダクトデザインを専攻していました。大学に入る前からプロダクトデザインに興味があったので、自動車や工業製品のような有形のデザインをする目的で大学に進学しました。子供の頃からものづくりが好きで、地域の工作教室に通ったりしていたので、物心つく頃にはすでにものづくりに携わる仕事がしたいと考えていました。格好の良いものや綺麗なものに興味があったので、中学生の頃から次第にデザイナーという仕事に興味を持ち始め、プロダクトデザイナーになりたいという願望が強くなりました。
-千葉出身の内海さんが大学院は札幌の大学で履修したと聞きましたが。
工業系デザインの分野で大学院の研究室を探している中、札幌の大学の先生にお話を聞く機会があり、その話が面白くて、その後2年間、その先生の下で勉強することになりました。卒業研究では高齢者が利用する手押し車のシルバーカーをテーマに選びました。「なにかしら人と乗り物に関わるデザインの研究をしたい」と思ってテーマを探していたのですが、当時、祖母がシルバーカーを使う状態だったので、社会的な意義もあるいい課題だと感じてシルバーカーのデザインについての研究を選びました。
Web制作によるものづくりと人との出会い
-アークコミュニケーションズでWeb制作に携わるようになったきっかけを教えてください。
大学院で就職活動をし始めた時は、プロダクト系のデザイナーや設計などの職種を考えていたのですが、就活を進めるうちに、Webの世界にも魅力を感じ始めました。ものづくりの根本は同じなので、自分がやりたいことを実現できそうだと考え、就活の候補に加えました。そんな中、アークコミュニケーションズと出会い、最終面接における面接者(現在の上司)の講評をとても興味深く感じ、「こういう仕事をしてみたい」と思ったのがアーク入社のきっかけです。
-Webサイト制作のどういったところに魅力を感じたのですか。
就活の時期が、大学院でのシルバーカー試作の時期とちょうど同じ時期でした。この試作に大変苦労したため、自分の中の意識が少しずつ変化していった気がします。大学や大学院で実際に手を動かしてものを作っていた経験から、頭の中で思い描いたものを実際の「もの」にするまでに大変長い時間がかかると感じていました。試作が駄目だったときには、また1から作り直さなければならず、有形物のものづくりは難しいな、と痛切に感じた記憶があります。
これに対して、Webやデジタル上でのものづくりは、リアルの「もの」に比べて、イメージをカタチにする、ビジュアル化するスピードが早く、比較的容易にやり直しも効くところに魅力を感じました。同じものづくりやクリエイティブな世界でも、こうした工程の大きな違いに気づき、その部分に惹かれたというのが一番大きな理由ですね。
-Web制作会社としてアークコミュニケーションズを選んだ理由を教えてください。
大学院選びでもそうだったのですが、最終的には、「人」の部分が一番大きかったと思います。「やって楽しそう」と思える仕事の中で、尊敬できる上司がいたり、一緒に働きたいと思える仲間がいたりするような会社が良いなと思っていましたので、アークコミュニケーションズの面接を受けて、「この人たちの下で働きたい」と思える人に出会えたところが決め手になりました。
アークの最終面接では、30分で提案資料を作成し、15分でプレゼンするという課題が出されます。その内容に基づいて、社員や代表とともにディスカッションするというワークショップ形式の面接でした。
あとから面接の趣旨を聞いたのですが、正解を求められているわけではなく、ディスカッションを通して、一つのものを複数のメンバーで一緒に作り上げるときの言葉のキャッチボール......コミュニケーションの深め方を見ていたということでした。このワークショップで色々気づきがあり、さらに「Web制作とはこういう仕事だ」という体感につながったことで、入社の意思を固めた記憶があります。
Webサイト制作を通じて企業の目的を一緒に実現
-3年間、Webディレクションの仕事をして感じたことは何ですか。
最初の頃は、上司にサポートしてもらいながらプロジェクトを進めていたのですが、社内外の都合で途中から、わたしとアシスタントの2人でプロジェクトを進めることになりました。それまで上司が陰に陽にサポートしてくれていた部分がほぼ無くなってしまい、そこで上司の存在の大きさに初めて気付きました。そして、自分もそんな上司や同僚になれれば良いと感じるようになりました。
入社して3年目に、さまざまなお客様の課題に対する解決策をスピーディに提示できなかったので、そうした「的確でスピーディな返し」のような部分を増やしていくことがこれからの課題だと感じています。現在は、上司が話していることなどを横で聞きながら吸収し、学んでいる最中です。もうすぐ始まる新しいプロジェクトでは、こうした反省を活かしつつ、いろいろと学びながら取り組んでいきたいと思っています。
-仕事の中で「学び」はありましたか。
メインディレクターとして、2社のリニューアル案件を同時期に担当していたときのことです。担当していた2社のお客様のタイプがまったく違っていて、両社を同時に担当することで多くの学びを得られました。
一方のお客様は細かいところを気にされるタイプだったので、さまざまな部分に注意を払い、丁寧で説得力のある対応をすることを心がけて対応しました。もう一方のお客様は、大局を捉えて決断の早いお客様でしたので、こちらの状況を察していただいてご決断いただけるので、できるだけ迅速に情報をご提供することで、どんどん前に進めるプロジェクトになりました。お客様によってどのようにプロジェクトを進めていくべきか、どうコミュニケーションをとるべきか、気にしなければいけないポイントはどこか、などが比較できて、お客様対応の勉強になりました。
-「アークコミュニケーションズならでは」と言えるWebサイト制作とは何ですか。
入社する前まで、Webディレクターの仕事は「お客様の要望に合わせてWebサイトを作って管理する」という理解だったのですが、アークコミュニケーションズの場合は、「その企業がどういう姿になりたいのか、どう理解してもらいたいのか」というところを、Webサイト制作を通じて一緒に実現していく感じです。企業のブランディングや経営方針までしっかり理解した上でサイトを作っていくところが、アークコミュニケーションズのWebサイト制作の一番面白いところと感じています。
私たちがお客様の会社のことを良く知っていると、さらに深い話をしてくれるようになります。それがより品質の高いサイトの制作につながっていくので、こうした制作プロセスそのものが、アークコミュニケーションズがお客様から評価いただけている理由のひとつなんじゃないかと思っています。
お客様からも社内からも信頼されるディレクターに
-今後、アークコミュニケーションズでどのような仕事をしていきたいですか。
今はWeb制作のメインディレクターの仕事に集中していますが、自分で未熟と思えるところもたくさんあるので、その部分を一つずつ学びながら修正して成長していきたいと思っています。ゆくゆくは「大型案件も内海に任せておけば大丈夫」と、お客様からも社内からも思われるような、信頼されるディレクターになりたいと思っています。
スキルの観点からは、お客様への提案力を高めていきたいと感じています。コンペにおける提案力はもちろん、現状のお客様に対しても、企業の方針を鑑みてサイトの細かいところまで提案できるような、ひいてはサイト全体についても提案できるスキルを身に付けていきたい。そのためには、さまざまなWebサイトを見て、多様な構成を知ることが王道だと思うので、今後もますます調査と勉強に励みたいと思います。お客様の知識レベルも年々高くなっているので、それにしっかりとした提案で応えていけるように努力します。
プロフィール
内海 慧吾(うつみ えいご)
千葉県出身。現在の趣味は「筋トレ」。社内では「内海師匠」と呼ばれるレベル。目的は「特に無い」と言うが、職業上スーツを着る機会が多いので、「格好良くスーツを着こなせる体型になりたい」という願望もあるらしい。筋トレを始めてから食事を意識したり、身体に悪いものを避けたりすることで健康にもつながったという。そのほかに、クルマやバイク、自転車などの乗り物好きという趣味も併せ持つ。
私の1本の映画
『イエスマン "YES"は人生のパスワード』(2008年、アメリカ・イギリス合作)
ジム・キャリーが主演のコメディ映画。監督はペイトン・リード。「ノー」しか言わなかった銀行員の男が、ある時、怪しげなセミナーに参加し、そこで「『イエス』と言えば人生がすべて変わる」と諭され、その後たまたま否応なく「イエス」と言ったことから人生が急展開していく物語。
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