社員インタビュー

2022年7月

社員インタビュー 兵頭 宥衣

本業のWeb制作ディレクター以外にも、日本パブリックリレーションズ協会の幹事や、若手社員の活性化を図る会、冊子表紙の検討会など、社内外で八面六臂の活躍を見せる兵頭宥衣。大学時代に経営学から学んだ経営視点によるWeb制作に定評があり、ブランディング戦略に基づくお客様に寄り添う姿勢が高く評価されています。学生時代は演劇やバンド活動に明け暮れ、ステージで培った表現者としてのスキルをディレクター業にも活かしています。学生時代からアーク入社後の活動や、仕事の面白さ・楽しさ、そして将来の夢などについて話をしてもらいました。

ステージ表現がWebサイト制作につながる

-アークに入るまでの経緯について教えてもらえますか? まず、大学に入る前の学生時代についてお話しください。

小学校時代は、周りから「寡黙な優等生」として見られていました。子供ながら「本当はそうじゃない」という思いがあり、小学校6年生のときに演劇部に入りました。演劇部の最後の舞台では、「不思議の国のアリス」をベースにしたオリジナル脚本を作成し、おどけたり歌ったりするアリスを全校生徒の前で全力で演じました。多くの人に驚きを与え、会場中を笑いや喜びによって沸かせることができたことに感動を覚えて、すっかり病みつきになりました。

-大学ではどのような勉強をしていたのですか?

立教大学の経営学部国際経営学科出身で、ゼミでは、経営戦略論と組織論を学びました。経営学部を選んだ理由は、国際経営学科が留学必須というところに魅力を感じたためです。それだけ留学がしたかったのですが、人気の学科だったので、自分の力試しという思いもありました。

ゼミは、週1回の全員出席と週2回の自主的な活動程度と当初、聞いていたのですが、実際にはたいへん忙しいゼミでした。企業を研究した上で戦略を立案し、社会人のOB・OGに向けたプレゼンテーションを行い、フィードバックを受ける活動や、論理思考を養うための他大学の学生とのディベート大会などを経験しました。

さらに、約1か月の間、カナダのウォータールー大学で経営学を学びました。夏休み中の留学だったのですが、週5日、1日8時間以上、経営学の授業やプレゼンテーションの方法などをびっしり英語で叩き込まれました。最後には、英語を使ってサービス提案のプレゼンテーションをしましたが、それもとても良い経験になりました。

ゼミの活動や留学を通じて、「課題を提案に変える」こと、それがリーダーシップでありビジネスの基礎である、ということを学び、気づくと経営学自体にも興味を抱くようになっていました。

-大学のWebサイトに登場していると聞きましたが...。

はい、現在の立教大学トップページ(夏バージョン)のメインビジュアル動画内に映っています。立教大学の看板授業である「リーダーシップ論」の授業の中でも、留学生と日本の学生が共に学ぶクラスを教授と共に作っていたのですが、その授業時の映像になります。以前は、画面の中にいる自分を面映い思いで見ていましたが、今は、この授業を前面に押し出したい大学の意図や、見せ方そのものに興味が沸いています。「映される側」から「制作する側」に変わったんだなと感慨深く思います。

-なぜアークへの入社を決めたのですか?

実は、就職活動の際は軸があまりなくて、何をしたいのか模索しながら活動していました。そんなときに、たまたまアークのWeb事業部の求人を見つけ、「興味ありそう」と思ったことがきっかけでした。興味を抱いた理由としては、まず、アークはB to Bの企業サイトをメインに作っていることもあり、経営学部で学んだ知識が活かせるかもしれないと思ったからです。次に、アークではグローバルサイトなども手掛けているので、自分の英語力や留学経験が活かせるかもしれないと思ったためです。

中高生時代は演劇やバンド活動を通してステージ上で何かを表現するのが好きだったので、かたちは違うけれど、企業サイトも経営戦略など会社の考えを表現する仕事だと考えると、自分の興味に通じるものがあるな、と思いました。

「答え」はお客様のなかに

-アークで担当した仕事はなんですか?

私はWeb事業部のディレクターとして入社し、現在4年目です。最初はアシスタントディレクターとしてサイトリニューアルのお手伝い、たとえば会議資料の作成や、サイト制作のチェック作業、原稿の取りまとめ、進行管理などをメインの業務としていました。その後、リニューアル後の運用案件のメインディレクターとして、既存のWebサイトの運用・更新なども行いました。

現在は、次のステップに進んでいて、サイトの大規模改修のメイン担当や、中規模のサイトリニューアルなどを担当しはじめています。

-そんな仕事のなかで印象的だったことはありましたか?

一番印象に残っているのは、最初に担当させてもらった水産食品メーカーのWebサイトリニューアルです。コンペ前のヒアリングから公開まで、すべてに関わらせていただきました。

よく学生の頃に、社会とは「答えのない世界」なのだと言われたのですが、この最初のお仕事をさせていただいたときに、「『答えがない』ということはないのだな」と感じました。答えはお客様の中に潜在的にあるのではないでしょうか。私たちは、対話を通じて、自分たちの経験や知識からお客様の中にある答えを導き、共有し、共感を得てご一緒にゴールを目指します。これは、想像していたよりもはるかに難しいことですが、同時に、とてもやりがいのある仕事だと感じています。

-この仕事のどこが面白いと感じていますか?

サイトリニューアルとは、今あるWebサイトを新しいデザインに変えるだけではなく、お客様の現在の会社の状況をどう見せ、今後どういう会社を目指したいかというブランディング戦略に基づいて、設計・構築する仕事だと考えています。それをお客様に寄り添いながら考えて、かたちにできるところが一番の面白さなんじゃないかと思います。

メインディレクターとしてアークサイトをリニューアル

-外部サイトリニューアルの傍ら、アークサイトのトップページリニューアルをメインディレクターとして担当したと聞きました。いかがでしたか?

アークコミュニケーションズは、翻訳事業部とWeb事業部、派遣事業部という一見異なる事業が合わさった会社なので、それをトップページでどう表現したらアークらしさが伝わるか、すごく悩みました。外部のさまざまなサイトを参考に企業ホームページの全体的なトレンドを見つつ、他のWeb制作会社や翻訳会社、派遣事業会社それぞれのWebサイトを徹底的に研究しました。これらを総合して、アーク各事業部の統一感を見せながら、アーク独自の色表現でカラフルに、そしてプロアクティブな印象に仕上げました。このプロセスは、自分が学生時代に経験してきた舞台上で表現する活動と似ているものがあると感じました。見せたい物と、ユーザーが感じることを論理と想像力の両側面から設計・演出していくイメージです。

本業以外にも熱意とアイディアで取り組む

-Webサイト制作以外にもいろいろ熱心に社内活動されていると聞きましたが、それぞれについて教えてもらえますか?

大きく3点説明します。1つめはPRSJ(公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会)の幹事職についてです。PRSJは、時代に即したパブリックリレーションズ(PR)のあり方を求め、日本におけるPRの啓発・普及を図ろうとする団体です。PR業や企業の広報、個人のPRプランナーなどの集まりで、わたしは企業部会の中で、会員同士の交流を深めたり、勉強会の運営のお手伝いをしたりしています。

この仕事を始めたきっかけは、わたし自身、ブランディング活動や広報の観点に興味があり、それをPRSJの理事職を務められている大里さんが察してくださり、幹事としてお誘いいただきました。昨年の秋くらいから幹事会に参加させていただいていて、毎月1回の定例ミーティングで議事録作成を担当しています。また、イベント開催のお手伝いや、セミナーの受講者として参加することもあります。

-そこでどのようなことを学ばれましたか?

アークにとってはお客様である広報担当の方から、実際に感じている課題や、PRにおける工夫などについて直に聞くことができます。普段は制作者として仕事をしていますが、制作よりも上層レイヤーの実践的で経営的な知識が深まってきています。それによって今後の提案の幅が広がり、ディレクターとして、より広報の方に寄り添えるディレクションができるようになるのではないかと思っています。

-2つめは何でしょうか?

代表の大里さんから、最近、若い社員が増えたということもあり、「若手社員がすごしやすい会社」を考えてみないかというご提案をいただきました。そこで、そうしたことを「考える会」をお手伝いしています。

最初のうちは明確なテーマはなかったので、ひとまず25歳前後の社員を集めて、アークに対して思っていることを率直に話し合ってみようということになりました。そのなかで、「事業部間のコミュニケーションが足りない」と感じている方が何人かいることがわかりました。以前はそれほどでもなかったのですが、コロナ禍でテレワークが増えたり、飲み会の場がなくなったりすることが原因のようでした。そこで、それをどうにか改善できないかと考えて出てきたのが、使われていないホワイトボードを使った「絵しりとり」でした。

アークの名物コンテンツである「funNOTE」をもじって、「ファンボード」と称して「この企画は怪しくない」と思ってもらい、親しんでもらえるように工夫しました(笑)。強制ではなく、気づいた人がフラッと参加して、「この絵は何だ?」「この正解は何だ?」という会話がボードを介して自然発生することを目指したのです。すると、それまで「会話したことあるのか?」というような組み合わせの人たちが、絵しりとりボードの前でワイワイやっている様子が見られました。「これは効果がある!」と思いましたね。

-最後の1つは?

前回のfunNOTEの対談にも登場していただきましたが、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)が発行する『RIETI Highlight』という冊子の表紙制作をアークが担当しており、その表紙デザインを「思考実験する会」が社内にあります。この会に、勉強のために参加させてもらっています。最初に特集のテーマがRIETIから与えられるのですが、それに合う表紙案を考えるのがこの会の目的です。

わたしと後輩2人、そしてデザイナーさんと事業部長が参加して、いろいろなアイディアを持ち寄り議論します。デザインとは「格好いい」というような感覚的なものだけではなく、そこにどういう意図があるのかを論理的に説明できる力が必要です。コンセプトを考え、それを説明し、アイディアを元に実際にビジュアルにする、という思考トレーニングの場になっています。これをやっていなかったら、アークサイトのリニューアルは相当難航したのではないかと、いまでは思っています。

プロデューサー的視点を持つディレクターになりたい

-今後の目標について聞かせてもらえますか?

これから、メインのディレクターとしてさまざまな案件に参加できたらいいなと思っています。そのなかで、お客様のブランディングや経営戦略を十分に引き出し、それを十分に体現できる、そんなディレクターになりたいと思っています。

方向性や指針を与えるプロデュース的な観点を持ちつつ、実現可能なレベルに深く落とし込んで考えられるディレクターになりたいです。Webサイトというインフラを構築するだけでなく、PRSJの幹事会に参加することで得られるような、実践的なコンテンツの設計やデリバリーに関する知識も役に立つだろうと感じています。

プロフィール

兵頭 宥衣(ひょうどう ゆい)
カラオケで歌うことや、自宅でのギター弾き語りが趣味。たまに配信サイトで歌を配信している。仕事の傍らで、本年5月に演劇団体の公演に出演。

私の1本の映画

『タイタニック』(1997年、アメリカ)
主演はケイト・ウィンスレットとレオナルド・ディカプリオ。監督・脚本はジェームズ・キャメロン。史実にもとづく豪華客船タイタニック号の沈没を題材に男女の愛を描いた作品。主人公のローズ(ケイト)の型破りな生き方に憧れているという。

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