2020年7月
社員インタビュー 池田 隼人
2人のお子さんと遊ぶのが今の最大の楽しみという子煩悩な池田隼人。仕事では、入社以来7年間、一貫して営業職に就いてきた"若きベテラン"です。特に、人材事業から翻訳事業へと対象サービスが大きく変わった経験を活かして、幅広い視点からソリューションを提案できる力を期待されています。人材派遣事業部時代、翻訳事業部時代、それぞれの仕事の内容や、今後の展望を聞きました。
初めての1人営業で大見得を切る
-池田さんは入社後に派遣事業部に配属され、その後、翻訳事業部に異動されたと聞きました。最初に派遣事業部時代のお話を聞かせていただけますか?
はい。2013年3月にアークコミュニケーションズに入社して、6年半のあいだ派遣事業部で、コーディネーターも兼任する、いわゆる"一気通貫型"の派遣コンサルタント営業をしていました。具体的には、お客様のご要望をヒアリングし、派遣スタッフの募集広告を書き、応募してきた方と面談をし、顧客に紹介し、就業後はスタッフさんのフォローもします。
-何か印象に残ったプロジェクトはありましたか?
一番印象に残っているのは、最初に担当した日系の大手企業さんとのお仕事です。新しく翻訳の部署を立ち上げるというので、お話をうかがいに行きました。そこで、英語と韓国語、中国語(大陸系と台湾系)、全部で4言語のスタッフを各2~3名ずつ必要というお話をいただきました。
実は1人でお客様に対応するのはそれが初めてだったので、「営業とは断らないもの」という先入観から、「はい!できます。大丈夫です、ご紹介します!」と言いきってしまいました。お客様には力強い宣言に安心していただいたのですが、ここからが大変でした。ご依頼くださったポジションの数は12~13人、それも英語、中国語などの外国語への翻訳業務なので、90%以上が外国語ネイティブのポジションでした。
しかし、当時、アークの外国語ネイティブのスタッフさんは、それほど多くなかったのです。必死で募集をかけ、ただでさえ慣れていない登録面接を、多数の外国語ネイティブの方と行い、なんとかほぼ全ポジションをご紹介できました。それ以来、翻訳事業部に異動するまでずっと、この会社さんの担当としてお付き合いさせていただきました。この後、他のお客様でも、多数の外国語ネイティブのポジションを対応させていただきました。
-そのお仕事で特にご苦労なさった点や嬉しかったエピソードを教えてください。
みなさん翻訳者なので日本語はとても上手なのですが、話し方が国によって違うので、感覚をつかむのに苦労しました。向こうは普通のトーンのつもりで話していても、こちらには強く聞こえてしまう国の方もいます。フランクに話してくれる国の方や、探り探り話をするような国の方もいました。国によってコミュニケーションをとるときの距離感が全然違うと感じました。
嬉しかったのは、わたしが担当していた派遣スタッフさんが、派遣先の正社員に切り替わったあとに派遣の窓口となり、再会したことです。その際に「池田さんが推薦してくれているので信用します」と言ってもらえたことですね。
派遣事業と翻訳事業を経験した強み
-異動後の翻訳事業部では、どのようなお仕事をされているのですか?
派遣事業部と同じ営業職です。新規開拓のための電話やメールなどの営業はもちろん、新しくお客様を開拓する手法を考え実行するのもわたしの仕事です。しばらく訪れていないお客様を久しぶりに訪問して、ヒアリングさせていただくこともあります。単に見積書を作成するだけでなく、提案書を作成してお客様にご提案さしあげることもしています。
-異動されてから10か月ほど経ちますが、何か成果はありましたでしょうか?
海外に本社のある会社から「翻訳業者を変えたい」というご相談をいただき、トライアルを受けさせていただきました。その際に、アークコミュニケーションズの体制や、ダイヤモンド社の雑誌『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』の翻訳実績をお客様が評価してくださいました。そうしたところを掘り下げた提案などを高くご評価いただき、2カ月ほどかかって受注に至りました。新規のお客様なので、今後の進展に期待しています。特にこのプロジェクトでは、異動して初めて、自分で提案書を一から作ったので、思い入れは深かったです。
-今のお仕事の面白さとご自身の強みを教えてもらえますか?
社会人になる前は、「営業には向いていないんじゃないか」と思っていたのですが、今は意外に営業に向いていると感じています。お客様から直接お話を聞くのがとても好きです。お客様にヒアリングをして、お客様がやりたいことを理解し、ソリューションを提示すると、お客様がそれに反応してくださいます。それが楽しいと感じています。
自分の強みは、派遣事業部と翻訳事業部の両方を経験しているところだと思います。お客様が言語の問題でお困りになったときに、広い観点からソリューションを提示できると思っています。例えば、翻訳をアークへの請負でやるか、それとも翻訳スタッフを派遣するのかという判断や、その違いが何かを具体的に説明できることが、今の自分の強みだと思います。この強みを活かしながらさらに経験を積んで、お客様に様々な観点から提案ができる営業になって、もっともっとお客様に喜んでいただけるようになりたいです。
プロフィール
池田 隼人
2013年3月にアークコミュニケーションズ入社。新卒で派遣事業部に営業として入社し、 6年半派遣業務に従事したのち、2019年10月に翻訳事業部に異動。ゼロ歳と5歳のお子さんと遊ぶことが家庭での最大の楽しみという子煩悩なパパ。料理も好きで、自宅でラーメンをスープから作る凝り性な面も。
私の1本の映画
『アイアンマン』(2008年、アメリカ)
アメリカのマーベル(アメリカン・コミックス大手出版社)作品全般が好きで、特にそのなかでも『アイアンマン』シリーズが一番好きです。深く考えずに見てすっきりできるところが良いと思っています。
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【2020年7月】社員インタビュー 池田 隼人