「ロイヤリティフリー」「著作権フリー」って何?~ストックフォトのライセンスについて
June 29, 2021
こんにちは。
アークコミュニケーションズ Web&クロスメディア事業部営業セクションです。
私たちは、お客様とのコミュニケーションの一環として、ニュースレターを配信しています。このニュースレターでは、Webサイトにまつわるちょっとした知識などを紹介していきます。
第19回は、ストックフォト利用時に気になる、素材のライセンスについてご紹介いたします。
ロイヤリティフリー
ストックフォトでよく目にするこの言葉は、どんな意味なのでしょうか。
ロイヤリティ(Royalty、Royalities)とは特許や著作権の使用料のことです。
著作権で守られた画像作品は、使用するたびに作品の制作者(または著作権者)に使用料を支払う必要があります。これを無料にしたものが「ロイヤリティフリー」です。
つまり著作物である画像素材を利用するためのライセンス料を支払った後は、使用料を都度支払うことなく画像素材を利用できることを指しています。
なおストックフォトでは、画像素材の利用条件・目的(発行部数、販売の有無等)によって、ライセンス料が変わる場合があります。
そのため素材購入を制作会社に依頼する際には、必ずその利用目的を制作会社にお伝えください。
後日ライセンスを変更することもできますが、追加費用がかかることがありますので、ご注意ください。
著作権フリー
では「著作権フリー」とは何でしょうか。
ストックフォトでは、無料で利用できる画像素材を「著作権フリー」「フリー素材」として掲載しています。
これはその画像素材に著作権が無いわけではなく、作品の制作者(または著作権者)が著作権を行使しないことを意味しています。
つまり本来は作品の制作者(または著作権者)に支払うべき画像素材の使用料を、徴収しない素材ということです。
また「フリー素材」は「利用方法の制限がない素材」ということではなく、素材加工や商用利用を制限している場合があります。
使用する際は、必ず提供元の利用規約をご確認ください。
なお「著作権フリー」と称し、画像素材を違法に掲載しているストックフォトのサイトもあります。
素材利用の是非について判断が難しい際は、お気軽に弊社までご相談ください。
ライツマネージド
ストックフォトではロイヤリティフリーの素材と共に「ライツマネージド」素材も掲載されています。
ライツマネージド(Rights Managed)とはその名前のとおり、使用権を管理された素材です。
主に報道関係や著名人、美術品や世界遺産の写真や、著名写真家・イラストレーターの作品がこれに当たります。
使用するたびに使用料が発生し、使用媒体や期間、サイズ、地域などによって金額が変わります。
このように書くと、ライツマネージド素材はロイヤリティフリー・著作権フリー素材と比べてコストがかかり、使いづらいと思われるかもしれません。
しかしライツマネージド素材は使用履歴が管理されているため、いつ、どんな媒体で誰が使用していたかを知ることができます。競合他社やベンチマーク先の媒体で使用された素材を避けることができる上、一定期間素材を独占することも可能です。
このように、ストックフォトサービスで提供される素材のライセンスは、大きく分けて3種類あります。
利用される際はサービス元の利用規約を必ずご確認の上、目的や予算に合わせてご利用ください。
ストックフォト利用のご相談も承りますので、お気軽に弊社までお問い合わせください。