2019年7月
ユニバーシアードで草の根の国際親善
この3月にロシアのクラスノヤルスクで開催された冬季ユニバーシアード大会に、JOCのアディショナルスタッフとして行ってまいりました。
ユニバーシアードは「大学生のオリンピック」とも呼ばれ、そこには、世界各国の若き一流選手たちが集まってきます。
アークコミュニケーションズスキーチームに所属する石原湧樹(当時、東京大学4年生)も、スキーオリエンテーリング競技の男子日本代表として選出され、参加しました。
このような海外遠征に行く前に、決まって私がすることは二つ。
一つ目は、その土地の言葉を「1か月漬け」で学ぶこと(翻訳会社の社長らしいでしょう?)。
今回は、2014年のソチオリンピックに続いて2回目のロシアだったので、簡単にロシア語を学べると思ったのですが......。ロシア語の格変化はやっぱり難しいですね。
二つ目は、鶴をたくさん折ること。
百円ショップで折り紙・千代紙を買い込み、最近は鶴だけでは芸がないと思って、風船や手裏剣を折ることもあります。
さて、その土地に着いたら、することは簡単。
会う人会う人にその土地の言葉で話しかけ、自己紹介をし(「私の名前は大里真理子です。東京から来ました」程度ですが)、せっせと鶴を渡し、有名人さながら、相手のご要望に応えて写真に納まることです(そのために日本の国旗も持って行きます。「いかにも私が日本人」とわかることが重要ですから)。
「一人でも、日本のことを好きになってくれないかなぁ」、特に子供たちには「将来、日本との懸け橋になってくれないかなぁ」という思いを込めて。
こんな砂漠に柄杓で水をまくような国際親善ですが、中学2年生の修学旅行で初めてアメリカ人の旅行者と英語で話したことを覚えていて、その時の自分の気持ちを考えるとどうしてもそうしたくなるのです。
来年の今ごろは東京オリンピックが開催されています。
日本にいながら国際親善ができるチャンスですね。
代表取締役 大里真理子
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