【英語で『萌え~~。』ってどう言うの?】
August 2, 2017
英語,英文事務,派遣,翻訳,ネイティブ,表現
派遣勤務先オフィスは例年のことながら、帰国でまばらになっています。...自宅が東京だと「帰省カード」が切れず、最後まで仕事してることが多いミサキです...とほほ。
そんな中でも居残り組はいつもよりユルくも真面目に勤務中です。
帰省する同僚のため、日本のお土産の相談に乗っていますが、今回は「萌え」カルチャーを説明してくれ、と頼まれて四苦八苦。
「萌え」は "moe" でしか表現できない!?
前回「オタク」が英語にない概念だったため "otaku" という英語になっていることを知りましたが、じつは「萌え」も "moe" とそのまま表記されることが多いそうです。
日本独特の「萌え」カルチャー、インターネット辞典や動画サイトを駆使して探しても、外国人(オタクでない)が納得できる説明をしているサイトはほとんど見つかりません。
英語で「萌え出ずる」を意味する動詞 (spring, sprout) は、日本語でいう「萌え」の概念は含みません。ところが!ネイティブの同僚が突破口を見つけました!それは「萌え」の同音異義語「燃え」。
「燃え~~」のほうが英語に近い!
「萌え」をネットで調べると「燃え」とも表記される、とあります。同じ音を持つ漢字を「当て字」して、表現を婉曲にしたり、意味を二重に含ませるのは日本語ではよくあること。「萌え」が「燃え」の当て字であるとすれば、英語でも説明はつきます。英語の「燃える」にあたる言葉には「恋に落ちる」という表現がたくさんあるからです。
【燃えっ】異性への気持ちが芽生えることを "spark", "ignite a flame"と表現 【燃えぇ~~~!!!】ボーボーと燃え盛るような恋心を "a burning desire" と表現
「でもさ、'burn'(燃える)した後は'ash'(灰)になっちゃうんだよね。'moe'(萌え)の後は 'flourish'(大きく成長する・花開く)なイメージがあるけど。」
な、なるほど...!英語の有名なラブソングに 'The fire will dwindle into glowing ashes'(炎は燃え尽き銀色の灰になる) ってありましたっけ...。
英語の「燃え」がなんとなく大人の恋を連想させるのに対し、日本の「萌え」はすごく若い子の恋愛って感じがありますね。言葉からわかることって、いろいろあるものです!?
「萌え」と「燃え」の違い?
日本語の「萌え」と「燃え」の違いをもっと究めると、もっと面白いことがわかりました。(とは言いながら、オタクの皆さんからすると基礎知識のようですが)
「萌え~」は恋愛系、「燃え~」は戦隊ロボット系(マジンガーZ、デビルマンetc.)で使うそうなんです。そんな使い分けがあったとは...!
なかなか深いところまで理解できて、同僚も納得してくれたようです。え?まだ半分しかわからない!?......
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